2008年06月22日

噂 荻原浩著。

≪★★☆≫

香水を売り出すために、口コミの噂を利用した戦略を打ち出した企業。女子高生をモニターとしてスカウトし、その会場で女の子の足首を切り取るレインマンという殺人鬼の話をする女性実業家。
それはただの噂で、ただの戦略にすぎなかったのに、事件が実際に起こってしまう。

小学生の頃流行った「口裂け女」を思い出して、噂話の興奮が蘇ってしまった。
でも、すごくゾクゾクしそうな話なのに、なんでか退屈になってしまったのは、恐らく物語のペースがゆっくりで、多くの無駄を感じたからじゃないかと自分で自分を分析してみた。
犯人像が割れるまで、そして第一第二、第三の事件が起こるまで、な〜んかまったりしちゃって、むさぼるように読んだというには及ばなかったな。

でも終盤は結構衝撃的だったかも。あ、そうなんだ〜、そっち行ったか、って。
ってか、確かにあいつ、くさいな、とは思ってたんだ。二重人格か妄想癖あるのかな〜って感じはしたよね。
荻原デビューが「千年樹」だっただけに、サスペンスも違和感なかったけど、一瞬誉田哲也氏の作品読んでるのかって作家さんがごちゃごちゃになってしまった。
posted by じゃじゃまま at 22:25| ☔| Comment(4) | TrackBack(3) | 荻原浩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
荻原さんデビュー
たしかにどのテイストの作品から読み始めるかで
かなり抱くイメージが変わりそうですね。

噂とか口コミとか、いまならネットの掲示板とか
出どころがつかめない情報の怖さを感じさせられますね。
Posted by ふらっと at 2008年06月23日 06:45
こんにちは。じゃじゃままさん。
最後の一行に躍らされたひとりです(笑)
冷静に読んでみれば、中盤はたいしたことなかったかな、と今更ながらに思える作品ですね。

いや、でも、最後の一行が・・・苦笑
Posted by ゆう at 2008年06月24日 13:28
 おろろ…畑、じゃなくて、まったりしちゃいましたか。あのコンビが結構いい感じだったんで、私はそんな感じはしなかったような気がしますが。
Posted by higeru at 2008年06月24日 22:55
ふらっとさんへ
ハンバーガーのお肉が猫の肉っていうのも、確かに聞きましたよ〜。
「これ、本当の話なんだよ」って。(苦笑)
口コミの戦略ってすごいんだな〜って改めて思いました。

ゆうさんへ
なんだか後からじわじわときました。
なんていうか、ラストで急にそれまでと違った怖さに変わったっていうか。

higeruさんへ
私はあの刑事さんの最後の方でのいい感じぶりが余計で・・・(苦笑)
特に女性の刑事の方が、な〜んかイラッときちゃうタイプ。(爆)

Posted by じゃじゃまま at 2008年07月02日 07:47
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