2008年07月02日

吉原手引草 松井今朝子著。

≪★★★☆≫
ひところ話題になってた「吉原手引草」。そろそろいいかと読んでみました。
一人の若い男性が、伝説の花魁、葛城のことを尋ねてまわる。
みんなそれぞれが「あのこと」を口にする。だけど、まだまだ私たちには「あのこと」「あの事件」がなんなのか分からない。
吉原のお店にあがるには、引手茶屋を通さなくてはならないらしく、まずはお引手茶屋のお内儀さん、そこから葛城のあのことを知る、舞鶴屋の番頭、そしてそこから誰かの名前が出れば次はそこ、という風に、葛城を知る、葛城に関わった人々の口からしか、私たちは知ることができない。

いったい、葛城はなにをしたの?今はどこにいるの?

もちろん、最終的にはそこが知りたいわけだけど、吉原のことや、花魁について、興味深く、面白かった。
ただ、前半は勿体つけられちゃった感じが強くて、いったいどこへ話が進んでいくのか分からなくて、読むのに手間取ってしまった。
語り口に慣れてきてからは、グングンスピードも上がったし、あの聞いて回った男も、なるほど、正体はそうであったか。

仇のためとはいえ、何年も吉原で過ごし、花魁となった葛城。その人生を思うと、女というのはいかに業の深い、悲しい生き物なのだろうか。
でも、つい先日土屋アンナで花魁の映画あったけど、見ればよかったな。ちょいと興味が出てきた。


posted by じゃじゃまま at 09:36| 神奈川 霧| Comment(7) | TrackBack(2) | その他 ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
話してる人がいったい誰なのか?
なぜ聞いて回ってるのか?
読み始めはとっつきにくかったですね。
吉原のあれやこれやを知ることが出来て
なんだかとってもお徳な気分でした。
Posted by なな at 2008年07月02日 21:57
こんばんは。
話してる人がいったい誰なのか?
なぜ聞いて回ってるのか?
読み始めはとっつきにくかったですね。
吉原のあれやこれやを知ることが出来て
なんだかとってもお徳な気分でした。
Posted by なな at 2008年07月02日 21:57
こんにちは。
序盤がとても乗りにくかったです。
もったいぶり過ぎて、何度かポイしそうでした。
最後まで読んで良かったですけど(笑)
Posted by しんちゃん at 2008年07月03日 11:36
ななさんへ
一体誰なのよ、聞き手!と思いましたよね、ずっと。最後の最後ですもんね〜、素性が分かるのは。でも吉原って女にとって、きっと辛く悲しいはずなのに、女って逞しいですよね、世界観があって、感心しました。

しんちゃんへ
乗りにくかったですね〜。事件についても聞き役の素性も最後の最後まで引っ張りすぎてて、私もものすご〜く時間かかりました。
でも乗ってしまえばグイグイいきましたね。
葛城、強い女性です!
Posted by じゃじゃまま at 2008年07月03日 14:30
どんな事件だったのかも気になりましたが、吉原や花魁のことをいろいろ知ることができてよかったです。

「さくらん」という映画、土屋アンナが、勝気な花魁役でしたが、なかなかおもしろかったですよ。
Posted by 花 at 2008年07月03日 20:01
じゃじゃままさんこんばんは。前半の勿体ぶり方はまるで客をあしらう花魁の如くでしたね。「さくらん」は蜷川実花らしい色彩鮮やかな画面が印象的でしたよ。
Posted by たまねぎ at 2008年07月05日 00:05
花さんへ
「さくらん」この間やってましたよね〜。残念。
女性って逞しいですよね。どんな事情で吉原に来ようともその中で生き延びていく。
話の中でインチキ賭博で妻が身売りさせられちゃった夫婦。あれは不憫でした。

たまねぎさんへ
なかなか話が見えてこなくて、そのくせだんだん吉原や花魁の見えない部分の話に夢中になってきて、ふっとあの事件のこと忘れそうになりました。
葛城の執念は立派です。
Posted by じゃじゃまま at 2008年07月07日 22:23
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