2008年07月23日

きよしこ 重松清著。

≪★★≫

吃音の少年のお話。私はエッセイは読まない主義なので、重松氏のことはあまり知らない。
でも重松氏自身も吃音で、そして昔は教師を目指し、叶わず作家になったのかな?とそれとなく分かる。
重松氏の作品の中に出てくる人物は、自身であったりすることがあるらしい。「青い鳥」の先生は、重松氏自身だったんだな〜と改めて思った。

「きよしこ」の少年は、吃音をからかわれながらも転校を繰り返し、短い間でもそこに在籍していた頃のそれぞれのお話。
家族間の問題もあり、転勤を繰り返す中で父親の昇進があったりなかったり。
妹の出産時に、父方の祖父母の家に預けられ、もしかしたらその時の両親不在が吃音の原因になったのでは、と母は祖父母をよく思っていなかったりと。

正直、私は「きよしこ」が好きではない。少年の話がリアルに感じすぎるからだろうか。母と祖父母の溝の原因も、あまりにもありえる話で、気分が悪い。
きよし、というこの少年のことも、なぜだか好きになれなかった。


posted by じゃじゃまま at 15:53| ☁| Comment(3) | TrackBack(5) | 重松清 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
平静には読めない物語でしたね。
ざわざわと胸が波立ちました。
あまりにも容易にさまざまな場面を想像できてしまうから、かもしれませんね。
Posted by ふらっと at 2008年07月28日 06:34
こういう少年を嫌いだと言い切ってしまうのも、憚られるようで、その辺のジレンマみたいなものが一層気持ち悪くさせてますよね・・
まだ、重松さんにはまっていた頃に読んだ作品なので、素直に読んでしまいましたが、今なら違った感想がでてきそうです。
Posted by ゆう at 2008年07月28日 10:18
ふらっとさんへ
この少年の持っている純粋さや残酷さが、絶対にフィクションとは思えなくて。なんていうか、子どもだからこそ持ち合わせている残酷さというんでしょうか。悪気もないし、わざとでもないんだけど・・・っていう。大人になって読むと余計辛い・・・。

ゆうさんへ
きよしこを好きじゃない私は、確かに書くのに勇気いりましたもん。(苦笑)なんか人の気持ちを理解できない人間のようで。(爆)
普通の物語の登場人物ってもっと外面よく書いたりするじゃないですか。でも重松作品のこの少年には、外面のいい部分がないのがリアルで・・・。
Posted by じゃじゃまま at 2008年07月28日 22:10
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