2008年09月23日

平台がおまちかね 大崎梢著。

≪★★★≫

あの「成風堂シリーズ」の著書の、新たなる短編シリーズ!?
書店の販売員さんから、今度の主人公は出版社の営業マン。そうだよね〜、本好きには堪らない設定だよね〜。そうだそうだ!出版社といえば編集の仕事を真っ先に上げてしまうけど、作家さんと作り上げた小説を、売り込むという仕事もあったんだね〜〜。
ちょっと目から鱗。あ〜あ、どうしてもっと早くにいろんなこと気付かなかったんだろう。
タイトルの「平台」も、てっきりどっかの地名の話かと思い切り勘違い。なるほど、本屋の平台ね。

「平台がおまちかね」は、新人営業マンの井辻君の先輩営業マン吉野と本屋の主人との、果たせなかった約束と平台を舞台にしたお話。うん。これは結構よかった。書店の店長さんと吉野の信頼関係がよかった。

「マドンナの憂鬱な棚」は、またまた大崎氏らしいというか。正直、種明かしは、あんなに大げさじゃなくてもよかった気がするけどね。
なんというか、普通にマドンナに「それ、ただの勘違いですよ」って教えてあげればいいだけじゃないかと・・・。

「贈呈式でお会いしましょう」、井辻君の勤める明林書房主催の文学賞の贈呈式。当日になって、受賞者が来ない!?かつての流行作家からの伝言は、まさか盗作だった?と思わせるような伝言だし。
うん、面白かった。

「絵本の神様」、井辻君が東北地方の書店を回ろうとしたら、閉店の貼り紙。書店主人が、兄と甥のためのお金の工面でどうやら本屋さん、続けられなくなったらしい。井辻君と同じく閉店を知らずにお店の前で立っていた男性は?
男性の正体と語っていたことに、泣いてしまった。分かってくれればいいんだよ。

「ときめきのポップスター」では、思わぬところで多絵ちゃんの存在が。ただ分かりにくくて、懲りすぎてた気もする。
だけど見知った作家さんの名前や作品名が出てくるのは、本当に嬉しい。

読んでて、本の帯のことが出てきたけど、それで思い出したのが東野圭吾氏の「流星の絆」の帯!あれはちょっとレッドカード?いったい誰が書いたのか気になった。どんな意図があったのか、はたまたただのセンスの問題なのか。


posted by じゃじゃまま at 22:28| ☔| Comment(8) | TrackBack(8) | その他 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
出版社の営業マンって、本好きには応えられない設定ですよね。
東野圭吾さんの「流星の絆」といえば、ハヤシライス(笑)。
カフェとハヤシライスで丸善が出てきて驚きでした。
東野さんのこだわりはそこにあった?
おいしいのかどうか、
ご近所の方は、丸善に試食に行ってみてほしいです(笑)。
Posted by 藍色 at 2008年09月24日 01:48
元書店員さんならではの仕掛けですね。
本好きにはもちろん、書店員さんたちにも堪えられない一冊なのではないかという気がします。

井辻君、どうなることかと思ったけれど
最後には、ほかの出版社の濃いキャラの面々ともしっくり馴染んでいて頼もしさすら感じました。
Posted by ふらっと at 2008年09月24日 06:56
こんにちは。
期待が持てるシリーズが始まりました。
これならいろんな書店が登場しそうですね。
そして近所の書店にも営業に来て欲しい(笑)
Posted by しんちゃん at 2008年09月24日 13:58
おはようございます。
出版社の営業の人たち、そういう仕事があって
書店に本が並ぶんだって認識しました。
「ときめきのポップスター」は回りくどかったけど
だけど近所の書店でこんな企画があったらおもしろいのになぁって思いました。
Posted by なな at 2008年09月25日 09:35
多絵ちゃんの仕掛けた謎かけは分かれという方が無理です。せめてもう少し分かりやすく(汗)
東野さんの帯は少し気になりますね。図書館だと帯は見られないし、ドラマ化決定とかで差し替えられそうな気もするから早く確認しに行かなくては。
Posted by たまねぎ at 2008年09月30日 22:08
藍色さんへ
「平台〜」とは関係ないけど「流星の絆」といえばドラマ始まりますね。キャストがあまり興味ないけど、見ようかどうしようか迷ってます。

ふらっとさんへ
いろんな営業マンいましたね。忘れないうちに次読みたいですね。ちょっとまわりくどいのは、大崎さんのクセでしょうか。

しんちゃんへ
出版社の営業マンにもいろいろな苦労があるんですね。
本屋さんって近所にも数軒ありますけど、やる気のない本屋さん、本への思いが溢れてる本屋さんってありますよね〜。

ななさんへ
そうそう、「ポプコン」自体のアイデアはいいですよね。
あの謎解きはまわりくどいけど。
大崎さんってまわりくどいのがクセなんでしょうかね。
そう思いながらも新作出ると予約してしまってます。

たまねぎさんへ
私も本屋さんで帯チラッと頭に入っていて、図書館の本にはついてないですもんね。ちょっとあの帯は、焦点当てるところをわざとずらしたのか・・・。
多絵ちゃんのというか、大崎さんはまわりくどいですよね〜。(苦笑)
Posted by じゃじゃまま at 2008年10月04日 22:41
こんにちわ。

多絵ちゃんが出てきましたね。まさか、出てくると
思わなかったのでビックリです。
この2人が出会った時の物語を是非、読みたいものです。
最後のポプコンの仕掛けは私もややこしいなぁと
思いました。もう少し簡単でもいいのに・・と
でも、多絵の名前が出てきて、納得したんですよね。
彼女のキャラ設定ならありうると。。。w
Posted by ゆき at 2008年10月11日 17:46
ゆきさんへ
井辻君の難題を、多絵ちゃんが解決〜って展開になりそうですね。
この作家さんってどうもまわりくどいっていうか、大げさなとこありますよね、ま、本好きには知ってる本のタイトルが出てくるだけで嬉しいので、目を瞑ってますが!?
Posted by じゃじゃまま at 2008年10月11日 21:15
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