2008年11月28日

砂漠 伊坂幸太郎著。

≪★★★★☆≫
素晴らしい〜〜〜っ!と読んでる間と読み終わった後思った。
合コンで場の空気を白けさせても飄々として自分の説を唱える西嶋。そんな西嶋なら、砂漠に雪を降らせることが出来るかもしれない、この男なら奇跡を起してしまうんじゃないか、そんな男と出会った北村。
そんな北村が大学で巡り会った仲間、女好きで将来はスーパーサラリーマンになると宣言している鳥井。鳥井の女好きが原因で、とんでもない事件に巻き込まれ、大学4年間はその事件との決着をつけるために過ごしたかも。
そんな鳥井をずっと見つめてきた不思議な力を持つ南。誰もが振り向く美女なのに無愛想な東堂。その東堂を袖にした西嶋、この二人の行方やら、鳥井の事件やら北村の4年間は実に中身が濃くて、読ませたね〜。

まず、この5人プラス北村君の彼女の鳩麦さん。会話のセンスがいいよね〜、こんなテンポのいい会話、よっぽど気が合ってないと出てこないし、頭のいい人たちだね〜。
鳥井君が巻き込まれてしまった事件は、まさか「アヒルと鴨のコインロッカー」のように切なくて暗い方向に行くのかなって不安に思ったけど。
あの空き巣たちは、もしかして黒澤かな。多分どっかとリンクしてるよね。通り魔もどこかにチラッと出てなかったっけ?
そこも気になるけど、この物語自体もよかったよ。
大学生活のあの4年間は、彼らにとってどれだけ重要だったか、読んでるこちらまですごい充実した時間を一緒に過ごしたような気がする。読みやすかったし。

東堂さんと西嶋君の、あの時間をかけた展開も、好きだったな〜。
長谷川さんはほんとに腹が立った。



posted by じゃじゃまま at 22:33| ☔| Comment(10) | TrackBack(6) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
5人のキャラクターが魅力的でした。
テンポのいい会話に、センスの良さが感じられましたね。
麻雀がわからないので知っていたら、一層楽しめたと思います。
読後が爽やかで、気持ち良かったですね。
Posted by 藍色 at 2008年11月29日 02:04
ほんとうに、読んでいるこちらまで気分が充実してくるような物語でした。
それぞれの関係と会話がとてもよかったです。
Posted by ふらっと at 2008年11月29日 11:41
こんにちは。
最近の未来系ガッツリ作品もいいですけれど
こういう青春ものがまた読みたいです。
そして黒澤さんにも登場してもらって。
名脇役ですよね!
Posted by しんちゃん at 2008年11月29日 16:23
伊坂さんの青春ものもいいですね。
それぞれのキャラがたっていて、彼らの大学生活を楽しく読むことができました。
Posted by 花 at 2008年11月29日 19:50
藍色さんへ
私も麻雀さっぱりなので、そこの部分はよく分かりませんでした。彼らの会話ってセンスありますよね。(伊坂さんがセンスあるってことですよね)
北村君が盛岡人が侮辱されると国道をみんなが・・・ってところ、とっても好きです。(笑)

ふらっとさんへ
季節ごとにポンポンポーンと、時間があっという間に過ぎっていってますが、彼らの4年間は素晴らしく充実してたってことが分かりますよね。書かれてないところも、大学時代ならではの時間の流れを想像することができます。

しんちゃんへ
黒澤さんもいいですよね。「ポテチ」が私はお初だったんですけど、そういえばあの時に出てきた見習い?みたいな青年とその彼女のその後も読んでみたいです。(笑)

花さんへ
ほんと、それぞれがいいキャラクターでしたよね。北村の目線なんだけど、西嶋がいたからこその大学生活でしたよね。どんな仲間と過ごしたかって結構大事ですよね。
Posted by じゃじゃまま at 2008年11月29日 22:37
北村君の彼女の鳩麦さん、そういえばいましたね。
なんとなく物語の断片を思い出してきた!
黒澤さんはさすがどろぼう。
いろんな所に登場しているような気がします。
Posted by なな at 2008年11月30日 21:06
じゃじゃままさん、はじめまして。
西嶋のキャラが濃くて、面白かったですね。
通り魔もどこかにリンクしてるんですか?
結構気に入ってたので、どこかに登場していれば、また読んでみたいです。
Posted by ia. at 2008年12月01日 23:47
ななさんへ
数年前の作品だったんですね。どこかで黒澤さんと一緒に行動してるホストの話ないですかね?読んでみたいですね、あのホスト目線から見た「砂漠」の話。どんな風に語られるんでしょうね。で、黒澤にこき使われてたらいいですね。(笑)

ia.さんへ
ライブドアとの相性が悪くてTB飛ばないんですよね〜。(涙)
あの西嶋のよさを分かったのが東堂で、すごく二人には人生の潔さ?を感じちゃいました。(笑)
通り魔は分からないんですけど、どこかの話に「仙台で通り魔が出没してて捕まってないんだって〜」なんて会話ありそうだなと思って。(苦笑)
Posted by じゃじゃまま at 2008年12月02日 23:29
じゃじゃままさんこんばんは。思わず手元の伊坂作品を漁ってしまいました。しかし繋がりは今の所見つからず……(汗)。時間があったらまた一から読み直しなくなってきました。
雰囲気としては陽気なギャングでやられちゃう相手なんかに近いんですけど、場所も年齢もはなれすぎているんですよね。うーん。仙台か。
Posted by たまねぎ at 2008年12月03日 00:34
たまねぎさんへ
そうですか〜、繋がってないのか。でもあの空き巣は黒澤ですよね。どこにもそんな風には書いてないけど。
あと通り魔って言葉もどっかで見かけた気もするんですけど、伊坂ワールドは深くでっかいので、こんな私が覚えられるわけないですもんね〜。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2008年12月03日 23:36
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

砂漠 伊坂幸太郎
Excerpt: 装幀・写真は大塚充朗。装画は清伊吹。 岩手・盛岡から僕、北村(語り手)は仙台の国立大学に入学し、 新入生歓迎コンパに参加します。 そ...
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2008-11-29 02:05

「砂漠」伊坂幸太郎
Excerpt: 砂漠(2005/12/10)伊坂 幸太郎商品詳細を見る 仙台の大学に入学して、クラスの懇親会という名目で開かれたコンパ。どこかさめた気持ちで、クラス...
Weblog: しんちゃんの買い物帳
Tracked: 2008-11-29 16:17

砂漠
Excerpt: 砂漠 伊坂幸太郎 実業之日本社 2005年12月 大学生になった春。法学部の同じクラスの学生が居酒屋に集まる。盛岡出身の北村は、鳥井、南、東堂、西嶋ら新しい仲間と出会う。東..
Weblog: <花>の本と映画の感想
Tracked: 2008-11-29 19:40

「砂漠」伊坂幸太郎
Excerpt: 砂漠伊坂 幸太郎仙台の大学に入って最初のコンパ。遠くからみんなの様子を見ていた北村に声をかけてきた、鳥みたいな頭でお調子者の鳥井。不思議な能力を持つ南、愛想のない美女の東堂、前進あるのみの西嶋、5人の..
Weblog: ナナメモ
Tracked: 2008-11-30 21:07

砂漠
Excerpt: この本は活字の砂漠で溺れたいさんから紹介していただきました。 著者:伊坂 幸太郎 出版社:実業之日本社 紹介文: なんだかとても気持ちの良い作品でした。 伊坂ワールドの住人は強烈なキ..
Weblog: どくしょ。るーむ。
Tracked: 2008-12-01 23:38

砂漠  伊坂幸太郎
Excerpt: やませみみたいな頭をした鳥井はブルジョアだけど嫌味がなく、快活に笑う。将来はスーパーサラリーマンになる、だから今の内に遊ぶのさ。と、言い男女交際に勤しんでいた。 陽だまりのような雰囲気を持ち静かに微..
Weblog: 今更なんですがの本の話
Tracked: 2008-12-02 23:12
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。