2008年12月10日

ファイナル・ゲーム 黒武洋著。

≪★☆≫
う〜ん、とっても微妙。
大学時代「試全倶楽部」だったメンバーが、突然召集を受ける。
発起人であり部長の桜には逆らえない。メンバー5人は桜によって離島に連れていかれ、そこで死んでデスマスクを写真に撮れ、と指令を出される。5人の中には、桜の命令を受けた「犬」も混じっているらしい。いったい誰が「犬」なのか。本当に自分たちは死ななくてはいけないのか。疑心暗鬼になり、そして一人、また一人と殺されていく。

第1回ホラーサスペンス大賞を受賞した「そして粛清の扉を」は、欲を言えば、最後の詰めが甘かったところもあったけど、わりと好きだったんだけど、続く何作かは、う〜〜ん。
これも路線としては同じかな。

ただ、メンバー5人プラス桜のキャラがいまいち。一応の主人公らしい貫太郎の視点で書かれてるんだけど、他の4人のキャラがいまいち掴みかねちゃって。誰が誰だか・・・。
「試全倶楽部」っていうのも、聞けば聞くほど、読めば読むほど、超悪趣味な倶楽部。最低の人間の悪ふざけに、気分が悪くなった。

同じく悪趣味な集まりとして、誉田哲也氏の「ストロベリーナイト」の集団があったけど、まだそっちの方が物語としては成り立ってたかな。
どうしてだか、この「試全倶楽部」は受け入れられなかった。
そして、桜の狙い、動機も、まったくもって説得力がない。

それでも★をつけたのは、「犬」は誰なのか、いったいなんのために桜はこんなことをしたのかが知りたくて本を置くことができなかったから。
貫太郎のキャラも惹きつけられなかったし、他の誰にもだけど、彼らの背景っていうのがないんだと思う。

辛口になってしまったのは、黒武氏の新作楽しみにしてたからっていうことにしておいて。


posted by じゃじゃまま at 11:24| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。