≪★★★★★≫
おちかは、実家である川崎の旅籠屋である事件に遭い、胸に大きな大きな咎を抱え、暗い闇を背負ってしまった。
そんなおちかを心配した叔父は、江戸に呼び寄せ預かることにした。
そして偶然、おちかは不思議な話を聞くことがおちか自身を救うことになるのでは、とおちかに「変わり百物語」を聞くよう言い付ける。
さすが宮部氏の時代物!面白い!おちかが背負ってしまった心の闇も引っ張りすぎず明かされて、それはもう本当に人間の怖い心の闇だった。正直、関わってしまった人々の、それぞれの醜い部分や小ずるい部分、ぞっとしてしまった。
おちかに聞かせに来た人々の「変わり百物語」も、人間の情、怨念がたっぷりと染み込んでいて、宮部氏の時代物を読んでいると、本当に昔は、魔物や物の怪、怨念、当たり前のように存在してた気がする。
それぐらい、人間の情というものに、宮部氏はぐっと深いところまで突いてくる。
気になってるのは、良助がまったく現れなかったこと。
これは次に繋がるためだろうか。
おちかとあの凶宅に出入りしていた謎の老人との因縁も続きありそうな振りだったし、大いに期待してしまう。
おちかと清太郎のその後も非常に読みたいところで、続編を書いてもらえるのなら是非是非お願いしたい。
2008年12月24日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/111655256
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
おそろし 三島屋変調百物語事始 宮部みゆき
Excerpt: 心に傷を持つ17歳のおちか。親元を離れ、叔父夫婦の家に預けられた。その家を訪れた客から聞かされた打ち明け話で心がほぐれ、我を取り戻す江戸変調百物語。似たような境遇に立たされた人々の切なく悲しい話を聞か...
Weblog: かみさまの贈りもの〜読書日記〜
Tracked: 2008-12-24 18:47
【宮部みゆき】おそろし 三島屋変調百物語事始
Excerpt: 11月から読売新聞で続編の連載が始まるとのことで、何としてもそれまで読みたいと思い、自宅の方の図書館で借りた。普段利用している単身住まいの町では市内全館での蔵書数が30冊、今日現在で予約数290…と...
Weblog: higeruの大活字読書録
Tracked: 2008-12-24 19:34
「おそろし」宮部みゆき
Excerpt: おそろし 三島屋変調百物語事始(2008/07/30)宮部 みゆき商品詳細を見る袋物屋の三島屋には、奉公にあがったばかりの娘が一人いた。おちかという...
Weblog: しんちゃんの買い物帳
Tracked: 2008-12-26 13:47
おそろし三島屋変調百物語事始 宮部みゆき
Excerpt: イラストは小泉英里砂。装丁は鈴木久美。初出「家の光」に加筆修正。十七歳のおちかは、ある事件で心に傷を負い、神田三島町の叔父夫婦に預...
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2008-12-28 02:04
おそろし--三島屋変調百物語事始*宮部みゆき
Excerpt: おそろし 三島屋変調百物語事始(2008/07/30)宮部 みゆき商品詳細を見るある事件を境に心を閉ざした17歳のおちかは、神田三島町の叔父夫婦に預け...
Weblog: +++ こんな一冊 +++
Tracked: 2009-01-22 13:34
おそろし 三島屋変調百物語事始
Excerpt: **************************************************************** 17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに、ぴたりと 他人に...
Weblog: 気楽に♪気ままに♪のんびりと♪
Tracked: 2009-04-08 09:42
http://blog.seesaa.jp/tb/111655256
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
おそろし 三島屋変調百物語事始 宮部みゆき
Excerpt: 心に傷を持つ17歳のおちか。親元を離れ、叔父夫婦の家に預けられた。その家を訪れた客から聞かされた打ち明け話で心がほぐれ、我を取り戻す江戸変調百物語。似たような境遇に立たされた人々の切なく悲しい話を聞か...
Weblog: かみさまの贈りもの〜読書日記〜
Tracked: 2008-12-24 18:47
【宮部みゆき】おそろし 三島屋変調百物語事始
Excerpt: 11月から読売新聞で続編の連載が始まるとのことで、何としてもそれまで読みたいと思い、自宅の方の図書館で借りた。普段利用している単身住まいの町では市内全館での蔵書数が30冊、今日現在で予約数290…と...
Weblog: higeruの大活字読書録
Tracked: 2008-12-24 19:34
「おそろし」宮部みゆき
Excerpt: おそろし 三島屋変調百物語事始(2008/07/30)宮部 みゆき商品詳細を見る袋物屋の三島屋には、奉公にあがったばかりの娘が一人いた。おちかという...
Weblog: しんちゃんの買い物帳
Tracked: 2008-12-26 13:47
おそろし三島屋変調百物語事始 宮部みゆき
Excerpt: イラストは小泉英里砂。装丁は鈴木久美。初出「家の光」に加筆修正。十七歳のおちかは、ある事件で心に傷を負い、神田三島町の叔父夫婦に預...
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2008-12-28 02:04
おそろし--三島屋変調百物語事始*宮部みゆき
Excerpt: おそろし 三島屋変調百物語事始(2008/07/30)宮部 みゆき商品詳細を見るある事件を境に心を閉ざした17歳のおちかは、神田三島町の叔父夫婦に預け...
Weblog: +++ こんな一冊 +++
Tracked: 2009-01-22 13:34
おそろし 三島屋変調百物語事始
Excerpt: **************************************************************** 17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに、ぴたりと 他人に...
Weblog: 気楽に♪気ままに♪のんびりと♪
Tracked: 2009-04-08 09:42



本当に面白かったですよね♪
百物語ならば、まだまだ続きますよね。
とても楽しみです♪
ちなみに年末年始の休みには『日暮らし』と『ドリームバスター4』を読む予定です。
大満足の一冊でした。この先も楽しみです。
良助とも今後再会しそうですし、どんな風に、誰かの話と繋がるのか、宮部さんのことだから安心して期待できますね。おちかと清太郎は・・・どうなるんでしょうね。
higeruさんへ
どうも来年からみたいですね?
一安心しました〜。全然気付かなかったので。今小池さんと伊坂さん書いてますよね?読んでないから伊坂さん、エッセイなのか小説なのか知りませんけど。(爆)
おお〜「日暮し」も好きです。
最後でファンタジーになりましたよね。
続編では、あれをどう立て直すのか気になってます。
叔父夫婦のもとに預けられたおちかが
最後には立ち直る兆しが見えて、ほっとしました。
こちらからTBさせていただきました〜。
最後のファンタジー?は読んでてちょっと飽きちゃいました。(爆)それまでおちかが聞いた話は怪談っぽいけど、情念とか怨念とかそれなりに説得力のある物語だったのに。
でもまたおちかはあそこへ行くんじゃないでしょうかね。
藍色さんへ
叔父夫婦も本当に人情に篤くて、宮部さんの江戸の町はすっごい好きです。
読んでると、日本橋辺りの江戸の町でかけ蕎麦屋で一杯のそばを食べたいな〜、そのあとは木の椅子に赤い布がかけてあるベンチ?でお団子食べたい。(笑)
おちかには幸せになって欲しいですね。
宮部さんの筆で、その辺りがリアルに伝わってくるようでした。
宮部さんの書く江戸の町は、活気溢れてて、そのくせどこか切なかったりもするんですよね。
毎回読むたびに、この賑わってる江戸の町でうどんとか煮物が食べた〜いって思います。
朝の連載は、じれったいですね、3歩進んで2歩下がる的で。(苦笑)