2009年07月01日

すりばちの底にあるというボタン 大島真寿美著。

≪★☆≫
児童書なのかな。
お父さんがいなくなってしまった晴人は、お父さんの実家、すりばち団地で暮らすことになる。
そこには、離婚して子どもと離れ離れになったお父さんの弟がいて、シュンおじさんから「この団地には夢が叶うボタンがある」と聞かされる。

クラスメートの薫子と雪乃、雪乃の兄邦彦は、そのボタンは押しちゃいけないボタンだと言う。
子どもたちの冒険が始まる。

大人たちもこの都市伝説のような話を信じていて、鼻で笑っちゃうような話なんだけど、温かいんだよね。さびれてしまったすりばち団地を復活させようと、晴人のおばあちゃんたちが活動してる。
そして、若い人たちが夢を叶えようと、そこでお店を開いたり事務所を作ったりして。
「アトリエそらみね」が成功したのも嬉しかったし、すりばち団地に活気が戻っきたのが嬉しいよね。

そういう温かい話なんだよね。結局ボタンは分からなかったし、ボタンを守る少年の件は物悲しいけど、なんだか懐かしさを感じた。
晴人のお父さんが戻ってこないところなんか、大島氏らしいよね。

posted by じゃじゃまま at 18:26| ☔| Comment(5) | TrackBack(3) | 大島真寿美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
子供達のあれこれもよかったですが、
「アトリエそらみね」の成功や
晴人のおばあちゃんたちの「すり活」がすごく印象に残ってます。
Posted by なな at 2009年07月02日 08:29
そんなボタンはあるわけがない。これを言えば身も蓋もないけど、見事に書ききっちゃいましたね。
そういえば、子供の頃ってマンモス団地なんて言葉もあったな〜。おもわず遠い目しちゃいます^^)
Posted by しんちゃん at 2009年07月04日 18:21
ななさんへ
すり活のおかげで活気が戻ってくる辺りとか、アトリエの彼女たちが結構子ども目線で一緒になってくれるのとか、そういう温かさと優しさがあるんですよね、大島さんの作品って。

しんちゃんへ
やっぱり児童書ですよね。そうじゃないのにボタンで書ききってしまったら、それはそれですごい!
私も一時期マンモス団地で暮らしたことあるんです。団地って当時は結構憧れでもあったはずなのに、今ではやはり寂れてしまってますよね。作りが今風じゃないですもんね。
Posted by じゃじゃまま at 2009年07月04日 22:19
大人たちが、噂を一笑に付さずに正面から向き合っているところが好ましかったですね。
「ボタン」が、見つかって押されてしまうのは心配だけれど、誰も見つけようとしなくなるのもさびしいような…。
子ども心のわくわくどきどきが味わえました。
Posted by ふらっと at 2009年08月01日 08:25
ふらっとさんへ
設定がやはり児童書ならではでしたけど、かえって大人からすると新鮮っていうか、優しさが伝わってきましたね。
Posted by じゃじゃまま at 2009年08月06日 21:28
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