2006年01月25日

灰色の北壁 真保裕一著。

私は山もの好きだな〜。映画でも「彼方へ」や「クリフハンガー」「バーティカル・リミット」大好きだし、できれば映像で見たいよね。

山男の短編3話。山って命を預けあうから、絶対に相手との信頼がなければいけないんだ〜、25年前の話が現在とリンクしてて、結局は最初から最後ま矢上の話だったのね。ややこしくて読み終わった後2回ほど確認しちゃった。

表題作は、頂上に本当に立ったのか。誰が嘘をついているのか。もしかしたら嘘ではない?そのことを確かめるためにした刈谷夫妻の行動は、凄すぎる。だってそのために失った(かもしれない)信頼、悔しくないのかな。
悔しくないんだろうな、そんなことよりも真実を知りたかったんだろうな。
山に懸ける情熱ってすごいな〜、どのルートを開拓しただの、そして頂に立ったときの思いって、征服したって重いかな、山とそして、自分自身の精神を。

個人的には「雪の慰霊碑」が一番好きです。息子へ告げることがある。そのために息子の命日目指して山に行く父。
これはなかなかひねりがあるというか、そういうことだったのね〜と驚いた。途中でも全然気付かなかった。
最後の方で、従兄弟が「ライバルは死んだ奴じゃなくて身近にいた」で、ようやく分かった鈍感ぶり。

でも明るい未来がありそうで、とても好きだな。

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灰色の北壁
posted by じゃじゃまま at 21:07| Comment(2) | TrackBack(1) | 真保裕一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 ほう、「雪の慰霊碑」が一番ですか。思わぬひねりもあって読了直後は面白かった…だったんですが、後になって第三者的に考えてみると、「何考えとんねん、このおっさんは?」という気がしなくもないですが。(^^;
Posted by higeru at 2008年01月27日 00:57
higeruさんへ
どれもそれなりに好きでしたけど、「雪の慰霊碑」・・・なんか好きだったんですよね〜。
私は、真保さんは「灰色の北壁」とか「ストロボ」などヒューマンな感じの方が好きかもしれないです。最近は、ちょっと期待外れなのが多いので。
Posted by じゃじゃまま at 2008年01月31日 21:54
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【真保裕一】灰色の北壁
Excerpt:  待ってました真保さん、こういうのが読みたかったのだよ!  第25回(2006年)新田次郎賞受賞作品。この賞は「ノンフィクション文学または自然界に材を取った作品」に与えられるものだとか。なるほど納得..
Weblog: higeruの大活字読書録
Tracked: 2008-01-27 00:42
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