2006年01月28日

午前三時のルースター 垣根涼介著。

垣根氏のデビュー作になるのか。
すっごい読みやすかった、そしてすぐに引き込まれた。
少年の父に一体なにが起こったのか。4年前失踪して、当時発見された血まみれの上着。
ところが3年後、父親の姿が偶然テレビに。

そりゃあ、もう一体なにが起こったのか興味津々、知りたくて知りたくて堪らない。実の子供じゃなくたって、ベトナム行きに同行したくなるかも。

だけどだんだん、なんとなく寂しい方向に・・・ああいうのって男だから、父親だからできることなのかな。
これが母親なら、やっぱり出来ない。(たぶん私には)

結構クールな書き手なんだな〜とつくづく実感。メイとのことも、あっさりした別れだったし、少年と父との訣別も残酷なまでにクール。
まだ素人時代の作品だから??読者に媚がなくて、その変に甘さがないところが逆によかったかも。

それにしても無知な私は、タイトル、てっきり午前三時だから、どっかの高速でも走ってる車のことかと思った。

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午前三時のルースター

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[タイトル] 午前三時のルースター
[著者] 垣根 涼介
[種類] 文庫
[発売日] 2003-06
[出版社] 文藝春秋

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posted by じゃじゃまま at 21:34| Comment(10) | TrackBack(4) | 垣根涼介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>まだ素人時代の作品だから??読者に媚がなくて、その変に甘さがないところ

ぼくは、こういう書き方がこの作家なりの美意識だと思います。
Posted by ディック at 2007年01月14日 21:54
どうしてそう思ったのかももう忘れてるんですけど、その後の垣根さんの作品読んでると、余韻の残るラストや、明るささえ漂うものや、両方用意されてますね。
Posted by じゃじゃまま at 2007年01月15日 09:17
>ぼくは、こういう書き方がこの作家なりの美意識だと思います。

突き放したような書き方ですみません。どうしてそう思うのかって、いうのが、とても説明しにくいのですが、たとえセンチメンタルな面があっても、そうは見せないクールさというか、べたついちゃダメなんです、と言ったらいいのか、ぼく自身にそういう美意識があって、共通するものを感じるから、といいますか…。
Posted by at 2007年01月15日 21:49
コメントありがとうございます〜。実は、怒ってるのかな?と思っていたもので。(笑)
多分私はそれを美とは思ってないのかもしれないんですけど、でもそれは否定する意味ではなく、私は・・・どうだろう、勝手なものでクールに終わると寂しくて、そのくせ甘さ漂うと物足りなかったり。

でも垣根さんは、「男性作家」そのものですよね。これはもう男性にしかないような感覚なんじゃないか、と思ってしまいます。

Posted by じゃじゃまま at 2007年01月16日 09:54
 いや,このタイトルは分からんでしょ,普通。(^^;
Posted by higeru at 2007年01月17日 00:30
そうなんですか?やっぱりそうですよね〜。
勝手に車の名前だと思い込んでたんです。
それっぽい名前じゃないですか。(苦笑)
Posted by じゃじゃまま at 2007年01月18日 09:46
こんばんは!
確かに父親だからできることかもしれないですね。
私にも出来そうにないです〜(子どもはいないけど)
出てくる登場人物のかっこよさに惚れました
特に長瀬は添乗員にしておくのはもったいない!って思っちゃいました♪
Posted by エビノート at 2007年02月04日 22:25
「ヒートアイランド」などばりばりアクション系を先に読んでいたので、このデビュー作はちょっと雰囲気違って、それもなかなかよかったです。
Posted by じゃじゃまま at 2007年02月04日 22:32
こんばんは。
読みました。この作品、デビュー作とは思えないほど、展開が速くて、引き込まれました。
ストーリーはクールでしたね、確かに。
父親の気持ちは、クールなんだけど、ちょっぴり分かるような気もします。少年はそんな人生に巻き込まれて、かわいそうでした。しかし、今後を生きる決心をするくだりにしびれました。
Posted by よし at 2008年02月13日 21:24
よしさんへ
このクールさって、デビュー作ならではなのかもしれないですね。作品が増えるにつれ、書いていくうちに内容も熟れてきてるって印象あります。
熱い作家さんですよね、今では。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2008年02月16日 17:53
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