2009年11月19日

贖罪 湊かなえ著。

≪★★★★≫
空気のきれいな田舎町で起こった美少女殺害事件。その目撃者となった4人の少女。目撃者であるのに、誰一人犯人の顔を覚えていない。
事件から3年後、一人の女性から投げつけられた言葉によって、彼女たちの人生は大きく変わっていく。
時効目前、あの時の少女だった女性たちは、事件によってそれぞれが囚われた次の罪へと向かっていく。

評判の湊氏の作品、ようやく読めた。湊氏の名前を広く高めた「告白」はまだ回ってこないけど。
もちろん、前評判のおかげというのもあるかもしれないけど、十分に面白かった。次の少女の告白が気になって、これはもう〜一気だよね。

4人が4人とも、っていうのにさすが小説と思いながらも、さすがエンターテイメント!!
結局、事件はめぐりめぐって、元の場所に戻ってくる。降ってかかった悲劇が、自分の蒔いた種だったら?
巻き込まれたはずの事件が、人々を巻き込んでいた。



posted by じゃじゃまま at 10:09| ☔| Comment(6) | TrackBack(3) | その他 ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
麻子さんとの約束…

あの一言がなければねぇ。
ちゃんと伝えていればねぇ。

と、後悔先に立たず的に読んでました。
つなげ方が、うまかったかな!
Posted by じゅずじ at 2009年11月19日 18:30
事件に関わった少女たちが、どのような人生をたどるのか、一気読みでした。
暗いお話ですが、引き込まれる魅力がありますね。
Posted by 花 at 2009年11月19日 20:56
麻子さんの一言、無責任ですよね。
言葉の重みを感じました。
Posted by なな at 2009年11月19日 21:38
この作品全体に漂う空気の重さには、ちょっとうんざりしましたが、確かに巧い作家さんですよね。
読んでいる側を心理的に追い詰める・・というか(笑)
これで満足されているのなら、「告白」の衝撃はすごいと想います(笑)
Posted by ゆう at 2009年11月19日 22:20
そうそう。エンターテイメントですよ。
ご都合でも、読者が面白ければそれでいい。
破綻していないし、読ませる力は十分以上でしょう。
Posted by しんちゃん at 2009年11月21日 10:58
じゅずじさんへ
往々にしてそんなもんですよね。
言った方はそれですっきり、言われた方はずっと根に持つ、だけどこの方程式、たいてい言う方は忘れてるんですよね。

花さんへ
ある意味少女たちだって当事者で、傷を負ったのに、そこまで不幸になってしまうものでしょうかね。
くまの兄妹がいまいち、だったでしょうか、私は。

ななさんへ
麻子さんみたいなタイプいっぱいいますよね。
自分の思いは我慢できずに相手に伝えてすっきり。
言われた方は忘れないのに。で、結構自分が言われると怒るんですよね〜。(爆)

ゆうさんへ
「告白」楽しみです。私結構好きなんですよね〜。
ただ続けて読むと、おかしくなってしまいそうですね〜。

しんちゃんへ
暗い展開だけど、それも含めてエンターテイメントって楽しんじゃえばいいんですよね。
でも、そのときの精神状態では無理な時もあるかも〜。
Posted by じゃじゃまま at 2009年11月23日 21:43
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