フリーライターの寺坂まいが行くちょっと暗めのファミレスで、いつもチョコンと座ってるおばあちゃんがいる。実はこのおばあちゃんは幽霊で、まいが遭遇する珍事件を次々に解決していく。
そして刑事との可愛い恋。って28歳にもなってそんなウブでどうすんの?って思っちゃったけど。
この珍事件がなかなか面白いし、おばあちゃんの名推理もなかなかのもの。
松尾氏の作品が初めてなので分からないんだけど、こういう書き方なのかな?
一気に解決するというよりも、少しずつ謎を残していくっていうか、すべて明らかにしないっていうか。
おばあちゃんの過去もどうでもいいのかもしれないけど、もう少し生前の様子知りたいかも、とか。
まいが巻き込まれて不祥事ってどんなんだったのかな?その時の恋人が脇役で出てくるかな、なんてチラッと思ったけど、どれもこれも過去の話で詳細は不明だし。
おばあちゃんの孫で家出しちゃった少年の、消息。どうやら近くには来てるかも、って話だったけど、その顛末は語られないし。無駄なことは書かない作家さんなのかな。
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