2010年02月13日

プロメテウスの涙 乾ルカ著。

≪★★★★☆≫

精神科医の北嶋涼子の元へ、母に連れられた少女がやって来た。
突然人格が変わったように、外国語のような奇声を発したり、奇妙な動作を激しく繰り返す。
病名も原因も分からず、一向に改善されない苛立ちと疲れから、救いを求めて何度も転院を繰り返している母子。
偶然に幼なじみだったことが分かったが、それは涼子や母子にとってはなんの解決にもならない。

涼子の友人、浅倉祐美は渡米し、大学の研究室の教授の元、刑務所の医療施設のカウンセリングで死刑囚と出会う。
何度死刑執行されても死なず、全身を癌で冒され、余命半年と宣告されながらも20年以上生き続けている。

涼子と祐美は、お互いに目の前の患者と向き合いながら、少女と死刑囚の二つの魂が、ある一つの事実を伝えたがっていることに戸惑いながらも気付く。

少女と同じような症例の子ども達が、なぜ早世するのか。
全身を癌で冒され、何度死なせようとしても絶対に死なない死刑囚。生かされ続けている意味は?

もしかして?と後半はさすがに気付いたけど、すごく面白かった。受け入れがたい現象かもしれないけど、私は結構すんなり入ったかな。

なんでキャリーだけ?と、思わないでもないけど、夢中で読んでしまった。
タイトルもよく考えられてるな、と思った。

posted by じゃじゃまま at 16:48| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 乾ルカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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