2010年02月28日

木練柿 あさのあつこ著。

≪★★★☆≫
刀を捨てた小間物問屋の主、遠野屋清之介。遠野屋って男の周りには死が寄ってくる。死を呼ぶんだよ、あの男は・・・。そう言い切り、自分自身も遠野屋に構わないではいられない同心木暮信次郎と、そんな二人をはらはらと見守る岡引伊佐治。シリーズ第3弾。

おりんを失い、遺された義母と共に、互いを労わり傷つけないように暮らしてきた遠野屋とおしの。
その遠野屋の過去に執拗にこだわり、その傷に触れずにいられない信次郎。
互いに互いを認めながらも、素直にならない二人。
信次郎の行き過ぎに腹を立てながらも、鋭い洞察力には舌を巻いている伊佐治。
一作目では伊佐治と信次郎がうまくいってなくて、え〜、こんなんでいいの?ってそっちに気が行ってしまった。
二作目では信次郎はそれなりに遠野屋に一目置いてる風だったのに、三作目ではすっごい意地悪。

ただシリーズ進めば進むほど、遠野屋の過去がどうしても切り離せなくて切なくて、事件が起こるたびに遠野屋が只者ではないことが分かってしまう。
このシリーズ絶対にまだ終われない。必ず遠野屋には過去の陰を精算しなくてはいけない時が来ると思うから。


posted by じゃじゃまま at 22:39| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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