2010年03月04日

ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり あさのあつこ著。

≪★★★☆≫
こんなカタカナのタイトルだから、てっきり女子高生の物語かと思ったよ。時代物じゃん。
町医者である父松庵と長屋で暮らすおいち。母とは幼い頃死に別れ、その後は裕福な紙問屋に嫁いだ母の姉であるおうたがなにくれと世話を焼いてくれている。
おいちは、情念を背負って苦しんでいる人を瞼裏に見ることができる。それは自分がなにか人のために役立つことの一つではないかと、おいちは感じている。

ある晩、おいちはその瞼裏に苦しんでいる女の姿を見る。松庵と共に長屋に訪れるのを待っていたが、来たのはおいちへの縁談の話だった。
生薬屋「鵜野屋」の直介は、昔松庵が命を助けたという。その恩を、当の本人の直介も、その父母も片時も忘れたことがなく、ずっとその恩に報いたいと願っていた。

おいちは、直介との縁談よりも、確かに見た助けを乞う女が気になり、鵜野屋を訪ねる。
そこには、女の情念が渦巻いていた。

一作を通しておいちと鵜野屋の物語であり、面白かった。
まるで遠野屋シリーズ?でも見ているよう。ただ短編連作ではなく、長編だった。
きっとこれは続くのではないだろうか。
おいちと鵜野屋は夫婦になることはないだろうけど、それよりもあの簪職人の新吉が気になるよね〜〜〜〜。
次作では、絶対にまた新吉出て欲しいし、岡引の仙五郎も伊佐治みたいでいい。

それに、父松庵の過去。まだ謎がありそうで、明らかになってないしね。松庵とおいちの関係もあるじゃ〜〜ん。
すごい楽しみ。

posted by じゃじゃまま at 11:33| 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | あさのあつこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然ですが、私のサイトと相互リンクをしていただけましたらと思い、コメントさせていただきました。
http://art.link-z.net/story/link/register
こちらから登録する仕組みになっています。ご迷惑でしたらすみません。よろしくお願いします。
RSO
Posted by story at 2010年03月04日 12:19
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