2010年06月14日

DOWN TOWN/ダウンタウン 小路幸也著。

≪★★★≫

1979年。あと一週間で19歳になる水曜日。ショーゴは住み慣れた町を離れ、東京の大学へ旅立つ。
高校生活で、大切だった「僕」の場所、「ぶろっく」。
そこで出会い、仲間と過ごした時間。
そんな大切な仲間と時間と別れを告げる。

ショーゴが過ごした、穏やかで優しい日々の物語。
そこには、高校で一緒にバンドを組んだ孝生や、孝生の異母姉弟のリサ、恋人を待ち続けるカオリさんや、その恋人の妹であるりょうさん、サッキさんの同級生のケンゾーさん、中学の先輩ユーミさん、その他の仲間を保護者のように見守るカンさん。

両親の間に流れる微妙な空気や、孝生とリサの事情、自殺未遂事件と、穏やかでないこともあるけれど、それらも包み込んでしまう「ぶろっく」での時間は、最初、どでかいことがないからちょっとぼ〜っとしてしまったけど、小路氏らしい優しい物語でした。

カオリさんが抱える事情とやらが、またどこまで引っ張る気?と思ったけど、案外早かったしね。



posted by じゃじゃまま at 09:56| ☔| Comment(5) | TrackBack(3) | 小路幸也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小説の中だからこそ浸っていられる心地好さ、かもしれないけれど、小路さんのやさしいお人柄あふれる物語、大好きでした。
Posted by ふらっと at 2010年06月14日 16:46
こんな場所を持てる高校生、羨ましいです。
携帯がない時代の物語、車を追いかけるシーンで
「あぁ、ここで携帯が使えないのは不便だ」って思ってしまいました。
Posted by なな at 2010年06月14日 21:54
ふらっとさんへ
お店の前の数字の謎、もしや引っ張りの小路さん?って思いましたけど、ミステリの方ではなく、優しい系でしたね。

ななさんへ
こんな場所いいですよね〜。
車のシーンは、危ないですよね〜〜〜〜。よくぞ重傷者出なかったな〜と思って。そんな大事件なのに、出来事の一つとして済ませられる優しい雰囲気、よかったです。
Posted by じゃじゃまま at 2010年06月18日 11:26
最近はこういう喫茶店がなくて寂しい!

常連ばかりだと入りづらいけど、中に入ってしまえば居心地がいい。
優しさが心に沁みます…
Posted by じゅずじ at 2010年08月23日 19:34
じゅずじさんへ
私は案外一人静かにそっとしておいて欲しいタイプなので、「ぶろっく」って憧れちゃうけど、面倒かな?(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2010年08月25日 21:42
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