2010年10月22日

僕は長い昼と長い夜を過ごす 小路幸也著。

≪★★★☆≫

50時間起き続け20時間眠り続ける青年、森田明二。子どもの頃、父親の暴力に怯えながら過ごした三人兄妹。母親は失踪し、翌年、父親は強盗に殺された。
父親の会社の人たちが、親身になって三人を育ててくれた。
大人になった明二は、特殊な睡眠障害を利用して、社長から極秘で頼まれる<監視>のバイトをしている。そのバイトで、ひょんなことから2億円の入ったアタッシュケースを持ち帰ってしまった明二の前に、種苗屋と称する正体不明の男ナタネが現れる。
「その金は君のものだ」と言われ、ナタネと共にその2億円をどうにか守る作戦に出る。

時同じくして、実家の北海道の兄から会社の危機を知らされ駆けつけた明二は、母親の失踪の真実を知ることになり、おまけに2億円を追って<強奪屋><奪還屋>、顔見知りの看護士やら社長やら同僚の安藤までも集まってくる。

2億円の行方と、ナタネの正体、明二たちの出生の秘密。

雰囲気としては「ブロードウェイ・ミュージアム」に近いかな。
ドタバタと賑やかで、物騒な事件の中にも人間の温かさがあって、安心して楽しめた。

結局、父親を殺害したのは誰だったんだろう?




posted by じゃじゃまま at 12:02| 神奈川 ☁| Comment(4) | TrackBack(3) | 小路幸也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『ブロードウェイ・ミュージアム』
なるほど雰囲気似ていますね。
ドタバタではらはらどきどきだけれど安心してみていられるところが。
Posted by ふらっと at 2010年10月22日 14:19
ふらっとさんへ
似てますよね。そして最後はみんな幸せの方向にいく、っていうのも。
ナタネさんの存在も大きかったですね。
Posted by じゃじゃまま at 2010年10月22日 21:54
おはようございます。
50時間起きていて20時間寝てしまう生活。
どんなもんなんだろう?って思いました。

ナタネさんの存在大きかったですね。
会社の同僚も好きでした。
Posted by なな at 2010年10月23日 08:39
ななさんへ
ナタネさんとの出会いは心温まりましたね。子ども時代のちょっとしたエピソード、うっかり気にも留めてなかったのに、後から出てくるとは、憎いですね〜。
メイジの今後の人生は、きっとすべてうまくいきますね。
Posted by じゃじゃまま at 2010年10月24日 16:33
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