2011年03月25日

ちょんまげぷりん 荒木源著。

≪★★★☆≫

シングルマザーの遊佐ひろ子と息子の友也は、ある日、お侍の格好をした男を見かける。
行きがかり上、お侍の格好をして木島安兵衛と名乗る男はひろ子の家に居候することになり、安兵衛は江戸時代から来たと言うのだ。
物言いといい、物腰といい、どうやら本当のことらしい。
シングルマザーで仕事をし、家事に手が回らないひろ子に代わり、安兵衛は掃除洗濯炊事すべてを完璧にこなす。
女が家のことをすることが当たり前だった江戸時代の安兵衛の言い分や挙動が可笑しく、ごもっともな意見で、耳が痛いけど痛快でもある。

いつしかひろ子も安兵衛のおかげで家庭のくつろぎを感じ、仕事にもやりがいを感じ始めた。後輩の田中との関係も良好になる反面、友也との時間が少なくなっていく。
その頃、ママ友が応募した料理コンテストで安兵衛は見事優勝し、マスコミに取り上げられひろ子や友也とのすれ違いが続いていく。
そして安兵衛に会いたい一心で友也が行方不明に・・・。

前半は現代に来てしまった安兵衛の戸惑いぶりが可笑しくて笑ってしまった。
だんだんとひろ子が安兵衛に依存し始めるところから、恋愛モードに入るのかなと思ったけど、そっちにはあまり比重を置いてなかったみたい。
それよりも最後は田中君の方が積極的だった。

映画は見てないけど、小説では映像と違って料理が視覚に飛び込んでこないから、残念ながらさほどイメージは湧いてこなかった。でも江戸阜凛食べたいな。

安兵衛の現代の女性を斬る目は、すごい。自分も言われてる側なんだけど、ごもっとも!って納得してしまった。
江戸に戻ってしまった安兵衛だけど、「ちょんまげぷりん2」はどんな話なんだろう、気になる。

解説でタイムトラベルもので原田康子の「満月」梶尾真治の「つばき、時跳び」などが出てきて、なかなかツウなチョイスで嬉しくなった。
特に「満月」は好きだから。


posted by じゃじゃまま at 16:39| 神奈川 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | その他 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
安兵衛の言う事に「はい、すみません。
気をつけたいと思います」なんて思ってました。

「満月」読んでみます。
Posted by なな at 2011年03月28日 13:41
ななさんへ
「満月」結構古いですよ〜。私も20年くらい前に読んだので。
でも原田知世(だったかな〜?)で映画化されてましたけど(未見)。
でも当時胸キュンしてました。(笑)

2も早く読みたくなりました!
Posted by じゃじゃまま at 2011年04月01日 22:29
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「ちょんまげぷりん」荒木源
Excerpt: JUGEMテーマ:読書 シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は一八〇年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安..
Weblog: ナナメモ
Tracked: 2011-03-28 13:41
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