2006年06月25日

オレたちバブル入行組 池井戸潤著。

≪★★★★≫

だいぶ読みやすくなりましたね〜。池井戸氏って元銀行員だし、ビジネス書を多く手がけてきただけあって、初期の作品は、金融や経済に弱い私が読むにはさっぱりで、話の大筋だけを追ってなんとなく分かったような気になっていた作品が多かったけど。
ようやく池井戸氏も弱い人間向けに書くことに慣れてきたのか(笑)、そういう人間がいることも理解してきたのか、肩の力が抜けてきたのかは分からないけど、今回は今までに比べて軽い調子で楽しく読めた。

そう、まさに私もバブル組。あの時代はそうだった、半沢たちが企業に夢の?拘束されたように、私たちも就職先から毎月の意思確認、豪華な食事会、友人に至ってはアパートプレゼント(?)と蝶よ花よの時代。
2流3流や無名の出身校でさえ、それなりに一流企業に入れた。

でも半沢たちに待ち受けてたのは、バブル崩壊後の銀行内での人事の闘い。
上司のミスを押し付けられて堪るか!と歯向かっていく。今までもこの手の話は書いていたけど、もっと硬かった。
「オレたちバブル入行組」は池井戸氏も楽しんで書いていたような気がする。読んでるこっちも楽しかったし、溜飲も下がって後味すっきり。
posted by じゃじゃまま at 21:15| Comment(6) | TrackBack(3) | 池井戸潤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど、なるほど。
この本以前の池井戸さんの本は固いんですね。
私、きっと理解出来ない事でしょう。

それにしてもお友達のアパートプレゼントってすごいですね。
私も最後のバブル世代なのですが
企業を受けなかったので全然恩恵受けずです。

Posted by なな at 2007年07月08日 21:19
ななさんへ
私も難しいことはすっ飛ばして読んでます。一応善と悪がいて、最後は印籠がじゃじゃ〜〜〜んって感じでめでたしめでたしってことが分かれば、いっか〜と。

あの時代はなんでもありで、私ももう少し欲を出して今なら絶対無理な企業でも受ければよかったと、後悔先に立たず、ですね。
友だちは、まさにバブルの象徴のような企業だったので、すごかったです。
Posted by じゃじゃまま at 2007年07月11日 17:45
 そうそう、池井戸さんも楽しんで書いてる感じで、とっても面白かった。

 バブルの頃はねぇ、ずっと田舎暮らしだったから、ぶっちゃけいまいちピンと来ないんだよねぇ。

 さて、今日は『銀行仕置人』(文庫)を買ってきましたよ〜。
Posted by higeru at 2008年01月12日 00:07
higeruさんへ
読みやすかったですよね〜。やっぱり頭のいい人というのは、難しい話も分かりやすく書けるものなのね〜、やればできるじゃん(笑)みたいに思ってました。
やっぱり「空飛ぶタイヤ」が私の中では池井戸さんの最高傑作ですが。(大げさかな)

「銀行仕置人」も楽しみですね。
TB調子悪いようで、また再度トライさせてもらいます。
Posted by じゃじゃまま at 2008年01月12日 23:00
わたしはバブル期は子育て真っ最中で、なんの恩恵にも浴していないので、就職活動など新鮮な気持ちで読みました。
ただ個人的には、半沢の態度にあまり好感が持てなかったのが少しばかり残念でした。
Posted by ふらっと at 2011年09月08日 08:12
ふらっとさんへ
子育て中だったんですね〜。
本当あの時代は、今思うと世の中全体浮かれてましたね。ああ、懐かしい。(苦笑)
すごく読みやすかったです。
Posted by じゃじゃまま at 2011年09月14日 16:40
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