2011年05月27日

ピースメーカー 小路幸也著。

≪★★★≫

「僕」の通う赤星学園には通称カンタマの戦いというものがある。
文化部顧問と運動部顧問の対立、教頭以上に発言力や権限を持ち、時には生徒を巻き込んでの騒動に発展する。
<二代目ピースメーカー>の林田良平は小学校時代からの親友ケンちゃんと共に、あらゆる知恵と秘密兵器を駆使させて、学園の平和のために難問に立ち向かう。

忘れてはならないのが初代ピースメーカーの林田みさきの存在で、持ち前の美貌、人徳、それを見込んで文化部と運動部の橋渡し役<ピースメーカー>を頼んだのが、姉弟にとっては近所のお兄さんかつ学園の教師である中山先生。

中立の立場である「放送部」で学園の平和を実現して欲しい、と。

文化部顧問の菅野先生と運動部顧問の玉置先生の子息のロミオとジュリエット事件、文化祭でのバンドと吹奏楽とのコラボ、体育館使用をめぐっての主導権争い、先生VS生徒の様相を呈していながら根っこにはカンタマの対立があって、これはなかなか終わらないよね〜。

中山先生と初代ピースメーカー林田みさきのあれこれは、ちょっとした読者へのプレゼントか。
「東京バンドワゴン」系の、賑やかで、愛が溢れる物語。

なんか似てるな〜って思ったのは、やっぱりバンドが出てきたからかな〜。我南人思い出しちゃった。
優しい物語なんだけど、ちょっと出だし気分が乗り切れなかった。





posted by じゃじゃまま at 22:26| 神奈川 ☁| Comment(3) | TrackBack(3) | 小路幸也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アンソロジーで読んだときから大好きだったのでとても愉しい読書タイムになりました。
設定からして小路さんらしいですね。
学園内のトラブルもほのぼのして見えてしまいます。
Posted by ふらっと at 2011年05月28日 06:15
こんばんは。
こんな風に運動部と文化部の顧問が対立する学校なんて通いたいとは思いません(笑)
でも、すごく優しい空気が流れる物語でした。
Posted by なな at 2011年05月28日 21:20
ふらっとさんへ
先生とお姉さんのエピソードが小路さんらしいなってつくづく思いました。また再会できるでしょうかね。

ななさんへ
最初は設定が現代かと思ったんですけど、昔なんですよね。
そのうち彼らの子が通う赤星学園で、またお父さんになった彼らが活躍なんて話あったりして。
Posted by じゃじゃまま at 2011年06月07日 10:03
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