2011年06月07日

三千枚の金貨 下巻 宮本輝著。

≪★★★≫

五年前偶然病院の談話室で出会った男、芹沢から、山奥に埋めた三千枚の金貨の話を聞いた斉木光生。
金貨がたぐり寄せた縁なのか。
芹沢との唯一の共通の知り合いは、当時の看護士、沙都。
沙都の姉と芹沢には、実は娘がいた。姉の死後、沙都は姉の店を引継ぎ、娘を引き取っていた。

斉木が芹沢から聞いたことは、偶然なのか、それとも意図があったのか。
なぜ斉木と会社の同僚が関わることに・・・。

すべては縁。

上巻を読んでからちょっと間が空いてしまいましたが、すんなり入れた。

関わった人々から聞かされる芹沢の生い立ち。
それは金貨の埋められた場所へのヒントのためでもあるけど、宮本氏は、物語の中に数奇な人生を送らされた芹沢の人生を語り、それらを語る人や、斉木たちの人生にも触れている。
宮本氏の物語を読むと、私は常に、悩みがあっても困難なことがあっても、生きていくことって、それだけで優しくていいもんだ、って包み込むような気持ちになってしまう。
posted by じゃじゃまま at 10:34| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
金貨探しだけにとどまらず、さまざまな人生が浮かび上がってきますね。
苦難に満ちた人生でも、その人生に作者は愛着を持っているように感じます。
生きているだけでも、素晴らしいことなのだと思えてきます。
Posted by at 2011年06月07日 22:04
花さんへ

宮本さんの物語は、辛いこと困難なことがあっても、優しいんですよね。
いつも力を与えてもらってます。(持続しないんですけどね。(爆))
Posted by じゃじゃまま at 2011年06月27日 14:43
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