2011年10月14日

花の鎖 湊かなえ著。

≪★★★≫

毎年正体不明のKという人物から花束が届く梨花。愛する夫に尽くし、愛されている美雪。
一番会いたくない元友人から一番頼まれたくないことを頼まれ悩む紗月。

両親を亡くし、祖母の手術代を借りるために「あしながおじさん」であるKに会おうとする梨花。
「あしながおじさん」とは一体誰なのか。母が亡くなった後もいまだに送り続けられる花束。
ミステリーのようでいて、同時に美雪、紗月の物語も交錯し、思いがけない方向へと物語りは進んでいく。

タイトルの「花の鎖」とはまさしく。
三人の女性たちの人生が繋がれていく。

確かに同世代の女性たちの話が同時進行していくので、分かりづらい部分はあった。
読み終えて時間が経ってしまうと余計、あれ?誰が祖母で母で娘なんだ?って。
でも、それぞれの女性たちが背負ってしまった悲しみが後から後からじんわりと染みてきて、ああ、感動の物語なんだな〜と。

毎度、告白しながら徐々にベールが剥がれていくパターンだけど、今回はちょっと余韻が違ったかも。

posted by じゃじゃまま at 21:54| 神奈川 ☔| Comment(3) | TrackBack(2) | その他 ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほんとうに、時間が経つとだれが祖母でだれが娘?ってなりますね。^^;
三世代を同年代として描く、というのも面白かったです。
Posted by ふらっと at 2011年10月19日 17:07
こんにちは。
じゃじゃままさん。

作者の狙いなんでしょうが、こういう時間差攻撃みたいな作品は、読んでいて乗り物酔いみたいな感覚を覚えます。

それを楽しめない私は、損してるのかなぁ・・(爆)
Posted by ゆう at 2011年10月20日 11:24
ふらっとさんへ
三世代にわたって書いたからこそ、祖母や母のその後の人生も分かって、安心?っていうか、それがよかったです。と言いながらも、誰が母だっけな〜ってややこしいですね。(爆)

ゆうさんへ
私はゆうさんのレビュー読んでたので構えられた分得??したんですよ〜。
と言いつつ理解は遅かったですが。(笑)

ゆうさんの湊さんは、私にとっての恩田さんです。やめようと思いつつ読んでしまう。(爆)
Posted by じゃじゃまま at 2011年10月26日 11:13
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