2011年10月19日

カルテット2 イケニエのマチ 大沢在昌著。

≪★★☆≫

家族を殺された怒りで悪を憎むタケルと謎の多いカスミ、日本人を憎むホウがチームを組み、警察官であるクチナワの情報により、犯罪捜査に乗り出す。
前作では、タケルとカスミが出会い、二人でチームとなりある犯罪者を潰したが、その時にホウは自分のすべてだった親友リンを失った。

すべてを失ってしまったホウが、タケルと反目し合いながらもシンパシィを感じている。
それは二人が大事な人を失っているからなのか、自らも潔白ではないにしても犯罪を憎む気持ちが同じなのか。

まだ三人のチームワークは完全ではないけど、不器用ながらも形を取り始めている。

川崎に日本の警察が立ち入れない中国人の街がある。その付近では幼女が四人も殺されているが、被害者の身元さえ判明しない。
ミドリ町と呼ばれる中国人街で、なにが起こっているのか。
捜査のために中国残留孤児であるホウと、タケル、カスミが潜入することになった。

幼女殺しの犯人探し、閉ざされた街で行われている違法な薬の製造。
新興宗教の名を借りた街の支配者。

それにしても・・・潜り込んだ三人が謎の宗教集団に連れて行かれた時や、街の保安隊との会話では、なんだかな〜って思ってしまった。
そんな矢継ぎ早に犯罪の核心に迫るような質問したら怪しまれると思うんだけどね。
薬作ってるんだろ、とかこの街の偉い奴に会わせろ、とか、警察に追われて行く所がないからここに匿ってくれ〜っていう設定のゴロツキには思えないほど、犯罪捜査に熱心で、ありえないよと思いながら読んだよ。

結局、幼女殺しの犯人も捕まり、製造工場も押さえられ、不法滞在者たちも取り締まられ、簡単なくらい片付いてしまった。
タケルがカスミに対して気持ちに変化があったりして、ハードボイルドにはやっぱりお色気も必要なのね。



posted by じゃじゃまま at 16:40| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 大沢在昌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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