2006年09月05日

優しい子よ 大崎善生著。

大崎氏によるノンフィクションの小説。
こういうのってずるいよね、まるで日記を書けばいいんじゃん、みたいな。
でも、その日記ですら人に読んでもらうような小説にすることができないんだから、これも才能なんだろうな。

白血病に冒された少年と大崎夫妻の交流。そして、大崎氏のデビュー作「聖の青春」がきっかけになりプロデューサー萩元晴彦氏との出会い、別れ、我が子の誕生、その4編からなる私小説。
「優しい子よ」を読んでいて、私も偶然からなる出会いを思い出していた。

初めて大崎氏の小説に触れたのは「パイロットフィッシュ」。でもこれは全然どこがいいのかすら分からなかった。淡々としていて、どこにも琴線が触れなかった。

まさかその大崎氏が書いたとは知らずに、後から彼のデビュー作「聖の青春」を読み、ちょっと感動して、大崎氏の次のノンフィクション小説「将棋の子」を読み、ああ、あの「パイロットフィッシュ」の人か〜、と気付く。
月日が流れて、大崎氏=「パイロットフィッシュ」、そして今回の「優しい子よ」がイコールになっていて、「優しい子よ」の中で「聖の青春」が出てきて、そうだった!!!どれも大崎氏の作品だったんだ!!とすべてが繋がった。

と、感想からはかなり逸れたけど、「優しい子よ」は大崎氏のプライベートを知りたい人にはいい作品かもしれないけど、小説を楽しみたかった私には少し疑問が残る。
ただ大崎氏の小説の「アジアンタムブルー」か「孤独か、それに等しいもの」のどちらかは私好みだった記憶がある。


posted by じゃじゃまま at 13:34| Comment(0) | TrackBack(1) | その他 あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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