2006年09月21日

100回泣くこと 中村航著。

≪★★★≫
「世界の中心で、愛を叫ぶ」や「いま、会いにゆきます」みたい。
男性が書く一途に一人の女性を愛する物語って、なんでこう柔らかいんだろう。なんか似たものがある。

病気に冒され死にそうな愛犬ブック。ブックに会うために、4年間乗ることのなかったバイクにまたがる藤井君。
ブックに会うためにバイク直そうよ、そう彼女が言ったから。だからバイクは生き返った。
そしてブックもまた・・・。

でもこの物語は、ブックが主役ではなく、藤井君と佳美の物語。
素敵な彼女だった。結婚の練習をしよう、藤井君も洒落てた。バイク直しながら「・・・結婚しようか」。6月11日が記念日。6月は僕が覚えてるから、11日は彼女。
結婚には練習が必要だと思うの。1週間結婚してみて、うまくいったら一年結婚してみる。そんな提案ができる彼女はなんだかキラキラしてそう。
そしてアパートにやって来た彼女が「嫁に来たよ」。
二人の時間の中で、私が好きなシーン。

いつまでも続けばいいと思ってた。いつまでも二人の時間見ていたかった。

やっぱり男性作家が書く一途な思いの物語は、最後そうじゃないと駄目なの?やっぱり永遠に続いちゃ駄目なの?
そのくせ、ブックが死んだことの方に泣いてしまった。

やっぱり柔らかい。男性作家の一途な物語は。






posted by じゃじゃまま at 22:07| Comment(8) | TrackBack(5) | その他 な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「世界の中心で…」を思い出させる話でした。
たしかに男の人が作り出す世界って優しいのかもしれないですね。

私も二人の世界がいつまでも続いてくれらって思いました。
Posted by なな at 2006年09月24日 00:38
基本的には男性の方がロマンチストですもんね。
女性が書く小説では、「彼女」のようなサクサクした感じの女性はなかなか書けないと思います。
Posted by じゃじゃまま at 2006年09月24日 10:45
この本前から気になっています。
今日本屋さんをのぞいたら
せかチューで泣けなかった方ぜひ!!
とお勧めしてました。

Posted by とも at 2006年09月26日 13:02
ともさんはせかチューどうでした?
私は大騒ぎしてるほどは泣けなかったんですけど、ドラマでは泣きました。でも桜井幸子の存在はいただけなかった。(笑)
どっちが好きか?と聞かれたら、私はう〜〜ん、若干こっち??かな。というか、想像しやすいんですよね。
Posted by じゃじゃまま at 2006年09月28日 20:32
私はセカチュー、単純に良かったです。
本を読み終わり、これが映像化されたら
いいなと思っていたような気がします。
片山恭一さんの本、他にいい本がないような
気がします。
「いま会い」も友だちに絶対泣けるからって、
読みました。やっぱり泣いちゃった。
セカチューは愛する2人達よりも、娘を亡くした
両親の気持ち、「いま会い」は夫と、息子を
残して亡くなった母親の気持ちと子供が
できる前と読む気持ちが変わってきたように
思います。
Posted by とも at 2006年09月30日 16:03
セカチュウは、わりとすぐに読み終える厚さで、さらっと読んじゃったんです。けど、ドラマでは行間の隙間部分を埋めてくれた!って気がしたんです。両親の気持ち、やっぱり自分たちが親だからでしょうかね?
「いま会い」は原作のみなんですけど、私は市川氏の作品、「いま会い」以外の方が好きなんです。
でも男性作家の純愛ものって視線が優しいですよね。
Posted by じゃじゃまま at 2006年09月30日 23:00
こんにちは。
これは微妙でした。「嫁に来たよ」までは☆5つ。
そのあとの泣かせますモードに拒否反応が出ました。
だから、セカチューもスルーしています。
でもブックには…。動物ものには弱いです^^;
Posted by しんちゃん at 2008年10月24日 14:43
しんちゃんへ
男性作家さんで泣かせますモード結構続きましたよね。
愛し合う二人には死をも乗り越えられる、みたいな憧れが男性作家さんにはあるんでしょうか。なにか共通した信念みたいなものを感じます。(爆)
Posted by じゃじゃまま at 2008年10月31日 16:25
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