2011年12月28日

月は怒らない 垣根涼介著。

≪★★☆≫

市役所に勤める地味な女性三谷恭子、そして、なぜか彼女の魅力にとりつかれて惚れてしまった三人の男たち。男たちの求愛を受け入れる恭子。
付き合う条件として、私生活を聞いてはならない、詮索してもならない、一緒に過ごす時間だけが恭子を知る時間。

風俗に身を落とした母親に育てられ、そんな母親を憎みながらもそんな女たちに母の影を思う梶谷。自身もヤクザ崩れだが、恭子の姿を見た瞬間忘れられず、強引に知り合う。
バーで絡まれていた恭子を助けようと逆に醜態を晒してしまった大学生、弘樹。チャラ男だったが、恭子を好きになり、嫉妬で身を焦がす羽目に陥る。
パトロール中に恭子を見かけ、既婚者でありながら告白する警察官の和田。

無関係な男たちが、恭子の背後にその影を感じる。なぜゆえに恭子は男たちを受け入れるのか。

公園で恭子と語り合う記憶障害の老人。

なにか不穏な動きあるのかな〜と期待しつつ、読み終えてみると、なんだ恋愛小説!?

恭子の過去になにがあったのかは明かされない、なにか辛い過去らしいんだけどね。
だからこそ、同じような香りのする梶谷を恭子は選ぶ。

正直、中途半端な感じもした。恭子の過去こそ鍵じゃないの?あの公園の老人ともなにか接点あるのかな〜って期待したし、それを覗き見してる男もなんだったのか。
大きく膨らみそうだったわりに、どれもこれも無関係で。

諦めて恋愛小説だったってことにしておくか。




posted by じゃじゃまま at 14:13| 神奈川 ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | 垣根涼介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
恭子に、なにかもっと別の意図があるのか?とか
男たちが意趣返しでもするのか?とか
泥沼になって別の事件に発展するのか?とか
あれこれ想像を巡らせたのだけれど
どれも肩透かしでした。
恭子の過去も、想像するしかないし、恋愛小説なんでしょか、ね。
Posted by ふらっと at 2011年12月28日 17:07
恭子に、なにかもっと別の意図があるのか?とか
男たちが意趣返しでもするのか?とか
泥沼になって別の事件に発展するのか?とか
あれこれ想像を巡らせたのだけれど
どれも肩透かしでした。
恭子の過去も、想像するしかないし、恋愛小説なんでしょうか、ね。
Posted by ふらっと at 2011年12月28日 17:07
ふらっとさんへ
多分垣根さんは恋愛小説のつもりはないですよね?
でも事件が起こるわけでもなく、いつもの垣根さんを想像してた私からすると、もうそういうこと(恋愛)にしておこうかと。(笑)

今年もあとわずかですね、よいお年を。
そして来年もよろしくお願いします。
Posted by じゃじゃまま at 2011年12月30日 22:54
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