2012年01月05日

寿フォーエバー 山本幸久著。

≪★★★≫

いまどきピンクのハート型がシンボルであるバブルの残骸の結婚式場、寿樹殿に勤める井倉靖子。人様の結婚の世話をしてる場合じゃないけど、辞めてしまった先輩から引継いだ大きな婚礼を無事済ませるため、自分の合コンを延期にしてまで仕事に明け暮れる。

近くにできたフレンチレストランがウェディングも手がけ、モタモタしてはいられない・・・はずが、どうにも仕事が中途半端な靖子は、ヘアメイクの友人にはっぱかけられ、チームに支えられ、失敗を繰り返しながら、親に内緒のウェディングプレゼント、子連れ式、大きな式の破談と3歩下がっては5歩前進の成長をしていく。

個性豊かなチームのみんな、お客さん、ほっこり温かい物語、靖子に幸せは来るのか。

目玉はハリー&メロロンのドン引きカップル。いい年してイチャイチャ、ため息カップルだけど、この婚礼にみんなのボーナスがかかっている。
反感ばかりだったこのカップルなのだが、靖子との友情、メロロン再生の物語でもある。

何度も友人の亜湖に「フレンチレストランに抜かされるよ!」と言われてものん気だった靖子。とうとう、同僚のカニ平さんに「あなたの仕事は感心しません」と中途半端を指摘される。
なんでも後回し、詰めが甘い。うっ!とまるで自分のこと言われてるようだけど、確かに靖子はなんでも、あとでいっか〜。ちょっとイライラしちゃうよね。

そういえば、山本氏の仕事物語では、ドジでのろまな亀の成長物語好きだったよな〜と今さらながら思い出した。

待ちに待った合コンのお相手がモデル上がりのイケメンじゃなかったのもほっこり温かい。



posted by じゃじゃまま at 17:09| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 山本幸久 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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