2006年10月06日

容疑者Xの献身 東野圭吾著。

≪★★★★≫
やられたよ〜!
「秘密」や「手紙」みたいに、東野氏の作品って最後にドッと泣かせたり、衝撃!があるよね。周囲では「人物が書ききれてない」等とそれほど好印象じゃなかったので、逆に醒めた気持ちで読んだせいか、私はよかったと思う。
正直今までのガリレオシリーズは好きじゃなくて、読んだことすら忘れてたくらいなんだけど、短編よりも長編の方がこれは面白かった。
東野氏って、「白夜行」や「幻夜」でもそうだったかもしれないけど、あんまり人物像掘り下げないよね。理系ならではの淡白さなのかも?

「容疑者Xの献身」に関して言えば、全然その淡白さ、物足りなくなかったし、石神という人間は、あれでいいのじゃないかと思う。
でも本当にやられたよ!!そういうことだったとはね!まず思いつくこと自体、さすがだよ。石神=東野氏。
石神の愛って、ラストまでは感情移入できなかったけど、ラストの数ページで石神という人間を好きになったかも。
一途だよね、自分をそこまで追いつめて。靖子がどうするのかが、最後まで不安だった。私は「秘密」のラストを許せなかった人間なので、また裏切られたら、立ち直れなかったかも。救われたのは、靖子のおかげかも。



posted by じゃじゃまま at 21:49| Comment(12) | TrackBack(11) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
じゃじゃままさん、こんばんは!
コメントとTBをありがとうございました。
これはいろいろと物議を醸した作品でしたよね。
私はすごく好きです。あの石神の切ない愛情には
今でも胸が締め付けられます。
それにしても本当にやられた!って思いました。
東野さんはまだ読んでいる作品が少ないのですが
『手紙』も近々読もうと思っています。
TBさせていただきました。
Posted by リサ at 2006年10月07日 01:56
おはようございます、じゃじゃままさん!
この作品は、直木賞を取った本ですね。
石神が思いを寄せる靖子さんという女性は、幸せなんでしょうか、やっぱり一人の女性としては、幸せなんでしょうね。
私も東野作品は、あまり読んでいませんが、「白夜行」「幻夜」など物語としては面白いけど好きになれませんでしたが、「手紙」を読んで、これはリアルティーがあって良かったので、また東野作品を読んで見たいと思っています。
Posted by モンガ at 2006年10月07日 07:03
>リサさんへ
「手紙」「秘密」と同じようにラストに衝撃!!が来ますね。「手紙」は今作と同じように最後にぐっと涙が出ました。石神のこと、ラストにようやく好きになりました。それまではなんだか不気味なだけだったんですけど。

>モンガさんへ
「白夜行」や「幻夜」は私も好きになれませんでした。石神も靖子もラストになるまで、なんだか好きになれなかったんですけど、ラストの数ページでようやく人間なんだな、やっぱり、って好きになりました。
Posted by じゃじゃまま at 2006年10月07日 14:13
じゃじゃままさん、お今晩は!
TBだけしてて、コメント忘れてました(^o^;

この本、緻密ですねぇ。
結論に向かって、どんな経路が作られていくのか? 凡人には理解しがたい!

ガリレオシリーズにはめずらしく、人間味が出てたような気がしました。

それにしても東野さんの追い込み方、せつないですねぇ。
Posted by juzji at 2006年10月07日 19:04
じゃじゃままさん、こんばんは。

ガリレオシリーズ、前2作は内容忘れてしまっていますが、これは絶対に忘れないと思います。
最後の衝撃…
自分の世界に引きこもってしまう石神が切なかったですね。

話は変わりますが…
24、シーズン4。
やっぱりDVDに録画してしまったら安心してみていません。2と3はあんなに熱中したのに。
レンタルしてるって思うのといつでも見られるっていうのは違いますね。
Posted by なな at 2006年10月08日 19:25
このトリックには驚きました。
石神って一途な人ですね。

リンクの件ですが、とてもうれしく思います。
相互リンクお願いします。
Posted by at 2006年10月08日 19:37
私もTBさせていただきます。

じゃじゃままさんのコメントで、
ガリレオシリーズ未読だったのを
思い出しました。
Posted by とも at 2006年10月08日 23:38
>juzjiさんへ
ガリレオシリーズ、今までは合わなかったんですけど、これまで同様あまり内面を深く掘り下げない分、石神の行動の真相には最後まで気付けませんでした。すごいですよね、石神=東野氏。

>ななさんへ
私も最近今作のために前シリーズ読もう!と思って借りてきたら、以前読んでたんですよね。でも全然記憶になくて、多分合わなかったんですよ。だって読み直しても前シリーズ頭痛くなっちゃって。(笑)
話変わって、「24」やっぱり!?私も撮るばかりで見てません。おととしの3からずっと溜まったままで、この先見るときは来るのでしょうか?

>花さんへ
リンクの件、ありがとうございます。私も嬉しいです。
石神って文中では、ちょっとオタク系の不気味な人っぽかった分、彼の内に秘めた想い、深くて今思い出してもウルウルきます。

>ともさんへ
前ガリレオシリーズ、いかがでしょう?
私は全然駄目だったんですけど。
でも淡々としていながら、最後の衝撃はすごかったですよね、今作。
Posted by じゃじゃまま at 2006年10月09日 13:38
 ホント、やられた〜!
 後から考えてみれば、誰が、なぜ、どうやって、誰に、どこで、何をしたかは明らかにされているんだから、残るは「いつ」しか無いんだけどね〜。
Posted by higeru at 2007年05月12日 13:20
東野氏は、すごいですね。理系だからか??なんて凡人は理系は頭いいって思っちゃいます。
後からどんどん染みてくるんですけど、ああ、もう一度読み直してツン!と泣いてみたい。
そういえばよく行く薬局に「手紙」が置いてあって、行くたびにラスト数ページ読んでツン!!としてます。飽きもせず。(笑)
Posted by じゃじゃまま at 2007年05月12日 18:57
うーん、謎だ。
>救われたのは、靖子のおかげかも。
靖子のどこに救われたんだろう。
ままさんの記憶が戻らないと、謎は迷宮入りだ。
ミステリとして面白く読めましたけれど
靖子の身勝手さが許せませんでした^^;
Posted by しんちゃん at 2008年10月29日 12:27
しんちゃんへ
迷宮入りですね。(笑)
もしかして、靖子が石神の愛に気付いたから?応えそうだったから?ってことですかね。
でも覚えてないんですよね、靖子、そんな感じでした?
今度映画見てきま〜す。
Posted by じゃじゃまま at 2008年10月31日 16:35
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