2012年03月10日

しらない町 鏑木蓮著。

≪★★≫

映画監督を夢見る青年門川は、故郷を離れ、大阪でアパート管理会社でアルバイト生活をしていた。そんなある日、自分の担当する棟で老人の孤独死に遭遇する。
上司の命令で、遺品整理をしている時に、帯屋老人の撮った8ミリフィルムを発見する。
そして、そこに映っていたリヤカーを引く女性の姿、そのフィルムに心惹かれ、帯屋老人の人生、フィルムに映っていた女性に興味を持ち、孤独死をテーマにドキュメンタリー映画を撮る決意をする。

帯屋老人のノートに書かれていた謎の言葉。帯屋老人を知るために訪ねた人々は、ノートに書かれていた和美という名前に異常に反応し、拒絶する。
戦友、特殊任務、前妻、親友の死、フィルムの女性。

作中で、門川の上司が「連ドラのキャラが変わるのはおかしい」って言葉が、そのまんま当てはまる小説だった気がする。

帯屋老人は、孤独死をするにはそれ相応の人物で、どうも周囲から嫌われてた出だしだったのが、仲間思いの人物だったし、上司の甲山もやな奴に見えて、本当はいい奴?な振りして結局はしたたか、って展開にしたかったんだろうけど、キャラ掴めなかったし、前妻と、親友の妹との関係が、そこまでぎくしゃくするものなのかも今ひとつしっくり来なかったかな。

一番は、門川が惹かれたという8ミリフィルムの魅力が、文章から伝わりきらず、残念ながらどうでもいい読後感になってしまいました。


posted by じゃじゃまま at 23:24| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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