2012年06月23日

しのぶセンセにサヨナラ 東野圭吾著。

《★★★》


浪花少年探偵団シリーズの第二弾にして、最終シリーズですね。
今回は、しのぶセンセが内地留学ということで小学校の教壇を離れて勉強している身ながら、またもやいろんな事件に巻き込まれていくお話で。

よくもまあ、こんなに身近に事件があるもんだ。そしてことごとくしのぶに恋してる新藤刑事も現れる。
「しのぶセンセは勉強中」・・・ ある会社にスカウトされたしのぶセンセだけど、そこで社員が転落死してしまう現場に居合わせてしまう。これは自殺?それとも他殺?

「しのぶセンセは暴走族」・・・ 免許を取るために通った教習所でかつての教え子の母親と一緒になる。ある日、教え子の母親が練習中に事故を起こしてしまい、近所で起こった強盗事件へと繋がっていく。

「しのぶセンセの上京」・・・ 友人の結婚式のために上京したしのぶセンセ。かつての教え子たちと共に転校してしまった中西雄太へ会いに行くが、中西家では誘拐事件が発生していた。
新藤刑事の恋敵である本間も久々に登場して顕在だった。

「しのぶセンセは入院中」・・・ 盲腸で入院したしのぶと相部屋になった老婆の家に空き巣が入った。
老婆のがめつさが空き巣の犯人の偽札の犯行を暴く。

「しのぶセンセの引越し」・・・ 晴れて内地留学を終えたしのぶ。実家に戻るための引越しだが、新藤刑事が聞き込みにやって来る。しのぶの隣人の内縁関係であった男が殺されたのだ。加害者となった女性は、その男を泥棒だと思い正当防衛・・・のはずだった。なぜ男はその女性の家に行ったのか。鍵を握るのはしのぶの隣人の交友関係だった。

「しのぶセンセの復活」・・・ 晴れて復帰したしのぶ。新しく赴任した小学校では跳び箱が禁止されていた。
前任者の異動の理由と、跳び箱が禁止になった本当の理由。そこには子供たちの知る由もない大人の事情が隠されていた。

東野氏がこのシリーズはもうおしまい、と言っていたのがよく分かる。
近年の東野氏の作風とはまったく違っているし、「作者自身がこの世界に留まっていられない」というのはその通りなんだと思う。
そもそもこの作品は1986年でしょう。そりゃそうだ。

でも今この時に読むと、ちょっと意外な感じで読みやすくて面白かったけど。
新藤刑事と本間とのどたばた三角関係などなど、へえ〜って感じだしね。
ほのかに新藤刑事と進展が見られそうで、それはよかったよかった。





posted by じゃじゃまま at 12:30| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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