2012年11月09日

レディ・マドンナ 東京バンドワゴン 小路幸也著。

《★★★★》


またこの季節がやって来た。サチさんと一緒に、東京バンドワゴンの皆々様の一年を楽しく見守った。

最初の頃は人物相関図とにらめっこで行ったり来たりしながら、ごちゃごちゃの頭を整理しながら読んでいたけど、最近では、ん??誰だっけ?と思っても、ま、いいやとスルーできるようになってしまった。

一年間、研人がクラスメイトだか先輩殴ったり、葉山にいる我南人の音楽仲間がめでたくカップル公認になったり、すずみの親友が本盗まなきゃいけないような窮地から救ったり。
とにもかくにもいろんなことがあったけど、すべて丸く収まって。

「冬 雪やこんこあなたに逢えた」・・・ 不思議な客が現れた。本を決まった棚ごと買う客。
珍しい本を売りに来る客。
両方ともバンドワゴンの人々に縁のある人で、藍子の昔のクラスメイトだったり、勘一の父がその昔支援していた大女優さんやその関係者だったり。この下町にある古本屋には、すごい人々がいるから、縁する人々もすごいんだよね。

「春 鳶がくるりと鷹産んだ」・・・ 我南人の音楽仲間である中川さんが、実は子供がいて、その子供に自分は社長であると嘘をついているという。みんなにその嘘を演じてくれないか、と頼みにやって来る。
研人は、学校で我南人の悪口を言われ、先輩を殴った。
家出した研人が葉山に行ったり、葉山の保養所では中川さんのために大芝居打ったりと、葉山に大集結?

嘘ついたって、別れた娘が今度から東京で暮らせば、早々にばれそうだけどね。いまやネットで検索すれば、自分の父が売れない音楽家とか分かっちゃいそうだけど。
でも中川さん、やっぱり嘘はつけなかった。
研人の母、亜美さんが学校に乗り込んだ。だよね、だよね。殴ったことは悪いけど、やっぱり悪口はいけないよね。

「夏 思い出は風に吹かれて」・・・ 組合の会長さんがやって来て勘一がサチさんのために探していた本が見つかったらしい。だけど、所有者は勘一と犬猿の仲の相手だった。
何年も音信不通だったすずみの親友がやって来た。喜ぶすずみだけど、時期を同じくしてお店から本が消えた。親友は、実は大きな問題を抱えていた。
いろんな問題が起こったけど、でもバンドワゴンで起こることはすべて丸く収まる。

「秋 レディ・マドンナ」・・・ 我南人の亡くなった妻秋実が育った施設が危機に陥っている。共に育った智子さんが今は守ってくれているが状況はかなり悪く閉める準備をしているという。
葉山に住む我南人の音楽仲間が、お互い好きなのに結ばれないでいる。そこへ勘一の妹の遺産が入り・・・。

これもすべて丸く収まって。

納まっていないのは、藤島さんのお見合いの件だけ?
池沢さんが家族の一員として徐々に慣れ親しんでくるのは嬉しいような、でも本音はちょっと秋実さんが可哀相で嫌かな。人間って複雑。
藤島さんのお見合いが次辺り、大騒動になりそうな予感?
でも早く落ち着くところを見たい。



posted by じゃじゃまま at 16:56| 神奈川 ☁| Comment(3) | TrackBack(2) | 小路幸也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当にもうすっかり定番になりましたね。
かんなちゃんや鈴花ちゃんが大人になるまで見続けたいけれど、さすがに勘一もそこまで長生きはできないでしょうか。
勘一がいない堀田家は、気の抜けたサイダーのようだから、それも考えたくないですね。
せいぜい不思議な組み合わせの朝食を食べて、長生きしてもらいたいものです。
Posted by ふらっと at 2012年11月09日 18:14
こんにちは。

学校に殴り込みに行った亜美さんの過去がかっこよかったです。
藤島さん、私は今でも藍子とどうにかなって欲しかったなぁって思ってたりします。
このまま結婚せずにいてほしい。
Posted by なな at 2012年11月12日 09:53
ふらっとさんへ
あの不思議な組み合わせは、本当に可能なんでしょうか。(笑)
小路さん、体験済みなのか、はたまた空想の世界のものなのか。(爆)
勘一はサザエさんのようにずっと年齢止まったままでいて欲しいけど、無理か。

ななさんへ
そうですね〜〜、藤島さんと藍子・・・でもいつまでも藤島さんだけ独り身も寂しいですから、みんなに愛されキャラの新キャラ登場するんでしょうかね、藤島さんのために。
Posted by じゃじゃまま at 2012年11月16日 18:08
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