2012年11月28日

ヒア・カムズ・ザ・サン 有川浩著。

《★★★》


七行のあらすじから舞台版と小説版の物語が作り上げられたという。
成井豊・・・と有川浩。成井豊といえば演劇集団キャラメルボックスだよね〜。「ヒア・カムズ・ザ・サン」はなるほど、これを舞台にしたのかな〜。
演劇集団キャラメルボックスがまだまだ小さい劇場で上演していた頃、よく床に座って観ていたな。

20年ぶりに父親と再会する女性。アメリカで成功しているという父だけど、モノが持つ記憶が見える真也にはその父親の本性やずっと秘めていた想いも分かってしまう。
二人の男性に大事に思われていたカオルなんだよね、ずっとカオル母子を支えていた榊と・・・。
真也とカオルの進展にはほのかな余韻を残して終わったのもグッドだった。

そしてもう一つの「ヒア・カムズ・ザ・サン/パラレル」はこっちの方が有川色が出てた気がする。
カオルと真也は恋人同士になってるし。
こっちはやっぱり20年ぶりに再会する父とカオルだけど、父親は本物。アメリカに行ったのも同じだけど、こっちは鳴かず飛ばずで全然成功しなかった父親だった。
父親への愛でいっぱいなのに素直になれないカオル。真也が背中を押し、もう一度向き合う父と娘。
こっちの父親は見栄っ張りでちょっとみっともない父親だったけど、時間が経つと愛しさが増すね。


posted by じゃじゃまま at 17:54| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 有川浩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
細かいところはうろ覚えなのだけれど(^^;)、面白い試みですよね。
たしかに、parallelの方が有川さんテイストっぽいかも。
こんな風に同じ題材で、もっとたくさんの作家さんに競演(?)していただきたいです。
Posted by ふらっと at 2012年11月28日 18:19
ふらっとさんへ
舞台観てみたかったな〜と思いました。
でも歳?のせいか最近同じところにじっと座っていられなくて。(爆)
なので小説で堪能できてよかったです。parallelが有川さんのオリジナル?だと思ってました。
Posted by じゃじゃまま at 2012年12月05日 09:13
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