2013年05月18日

虚像の道化師 ガリレオ7 東野圭吾著。

《★★★》


なんだかドラマになってから、湯川が少し変わった気がする。物腰が柔らかいというか、多分映像で見てるからどうしても文章の隙間に福山雅治が出てきちゃってるんだろうな。

「幻惑す(まどわす)」 記者の目の前で信者が教祖(大師)の気により、飛び降りた。それは本当に教祖の力なのか。新興宗教の名を騙った詐欺と殺人。以前、普通の人間が教祖と祭り上げられて金儲けをする小説を読んだけど、人間って最初は嘘だと分かっていてもだんだんとその気になってくるから恐ろしい。

「心聴る(きこえる)」 会社員が飛び降り自殺した。病院で突然暴れた男がいた。たまたま居合わせた草薙が取り押さえたが、刺されてしまう。その会社では幻聴に悩む人が他にもいて、これは人為的なものではないかと湯川は疑い、挑む。

「偽装う(よそおう)」 別荘で夫婦が殺害されていた。至近距離から散弾銃で胸を撃たれ、妻は扼殺されていた。発見者は娘で、大学時代の友人の結婚式に呼ばれていた湯川と草薙がたまたま遭遇する。当初は夫の仕事関係のトラブルで、あるプロデューサーが疑われていたが、湯川は偽装を見破る。その偽装とは、心中を殺人事件に見せるものだった。

「演技る(えんじる)」 劇団の演出家が殺された。疑われいたのは脚本家であり、かつての恋人だった。最初に元恋人が細工をするところから始まるので、犯人はこの元恋人であろうと思ってしまったが、やられた。真犯人は別にいた。それにしても元恋人の、演技への執着心とは、普通の人には分からないものだ。いや、分かるけど、でも実際に試してみたいとは思わないけどね。


posted by じゃじゃまま at 18:15| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もう湯川=福山路線は崩しようがないので、こちらが順応するしかないのでしょうね。
ちょっぴり寂しいけれど…。^^;
でも、作中の湯川先生まで、変人ぶりを捨ててほしくはないですよね。
Posted by ふらっと at 2013年05月18日 18:35
ふらっとさんへ
こちらが順応っていうのも、なんか悔しい気がしますね。(苦笑)
東野さんまでドラマ側に順応しちゃって・・・。(爆)
佐野さんですか!!そっちの方がイメージでしたね。
Posted by じゃじゃまま at 2013年05月20日 22:00
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