2013年05月20日

たったひとり 乾ルカ著。

《★★★》


帝都大学廃墟探索サークル・時旅に所属する5人は、27年前に土砂崩れが起こり、そのまま廃墟となったホテルへと探索に出かける。
27年前、そのホテルにはふた組のカップルと、受付の男性がいたが、5人のうち一人死亡した。
なんの符号か、サークルのメンバーも、男性3人と女性二人。土砂崩れが起きたのは24時ちょうどであった。

彼らは、27年前のその日に来てしまい、何度も土砂崩れの起きる30分前に戻り、そこから抜け出せない。
なぜだ、なぜなんだ。

27年前にこのホテルにいたのも男性3人、女性2人。あの事故の起きた通りを再現しない限り、このループから抜け出せないのでは?
過去に死亡したのは、誰なのか。一人ずつホテルに残り、「あの日」と同じ状況を作り出そうとするが・・・。

メンバー5人それぞれが、内面に汚れた部分を持っていたけど、リーダーの葦原と後輩の日吉は、まあまあ普通の欠点ってところで許せる。
人を小馬鹿にして見下してた間野坂と、大学のマドンナ、金城まどかは異常に嫌な奴だった。
そして、最後はおとなしいはずだった小野寺秋穂が狂人となっちゃうし。
いったい、誰が27年前に死んでしまった「たったひとり」の被害者の役割を当てられた人物なのか、手が止まらない。

どんどん狂気じみて、だけど、なぜこの5人なのかがよく分からなかった。
なんのために、なのかも。

現実に戻ってきた彼らを待ち受けてたのも、なんともいえないペナルティで。
これは、興味本位で廃墟探索などした罰なのか。
そういえば、リーダーの葦原が、どうしてこの廃墟ホテルにこだわったのかも・・・なんでだったっけ?
考えると、いろいろ気になることもあるけど、探索サークルの代償は大きかった。



posted by じゃじゃまま at 21:53| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 乾ルカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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