2013年09月18日

はだかんぼうたち 江國香織著。

《★★★》


恋人がいながら年下の鯖崎と会うことがこれもまた日常であった桃。決して恋人ではないのに、鯖崎を選んでしまった。
ネットで知り合ったボーイフレンドと同棲していた母が急死してしまった桃の親友の響子。
興味を持った女性に近づかずにはいられない鯖崎は、桃の親友で夫と子供もいる響子に興味を持ち、親密になっていく。
決して自分だけのもにならない、恋人同士ではなく、似たもの同士の二人なことに納得している桃。

誰にも共感できず、好きにもなれない登場人物に囲まれながら、それでいて、江國ワールドにうっとりと浸かってしまった。

夫のモノであることに満足している桃の母は、誰のものにもならない生き方をしている桃と姉の陽に不満を持ち、特に姉の陽に対しては、ほとんど憎んでる?っていうくらい辛辣。
隼人は、妻の母の恋人・山口を受け入れられない。妻子ある男がネットのそういう場に出入りすること自体理解しがたい。そしてその山口は、愛人の和枝亡きあと、家に戻るわけでもなく、和枝との思い出を探して農作業に没頭する。

物語の中心にいる桃と鯖崎は、まったくもって好きになれない。
その枝葉にいる登場人物の方がまだまともで、これって読者としてどうよ?って感じがしないでもないけど。

まったくもって鯖崎って男は、好きになれず、そんな鯖崎から離れない桃も好きじゃないな〜。
桃の言うとおり、二人は似た者同士だからね。石羽っちでいいじゃんね、って普通なら思うのに、あえて鯖崎を選ぶところが、やっぱり似たもの同士仕方ないってところか。

自分の親友に手を出してるのに、それを隠しもしない鯖崎と、ある意味受け入れてる桃。ああ、やっぱり好きになれない。
一番嫌いなのは、鯖崎。二位、桃。三位、陽。(ちゃんとしてないの嫌いなので)
四位、山口。(ふにゃふにゃしてそうなので)五位、響子の長女。なにかと反抗期で不愉快。
六位、響子。四人の子供を大事していそうだったのに、鯖崎なんかと・・・。
七位、桃の母。あんなに愛してる夫にもし愛人がいたら、なんて思うとちょっと愉快というか恐怖。

これだけ嫌いな登場人物ばかりって・・・。

でも江國ワールドだと不潔感がないんだよね〜、不思議。



posted by じゃじゃまま at 15:58| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 江國香織 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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