2013年10月01日

幸福トラベラー 山本幸久著。

《★★★》


新聞部では、一つ上の先輩に憧れ、同級生の女子には顎でこき使われ、仲のいい両親にはことあるごとに上野で家族デートに付き合わされている中2男子、小美濃春生。
同級生の桑畑に命令され、上野の「合格祈願スポット」取材に来た春生は、そこで憧れの先輩似の女の子と出会う。
よく見ればあんまり似ていなかったけど、修学旅行で来ているという女の子、行方さんにカメラマンを頼まれる。

上野を案内しながら、二人は本番のデートの前の練習のつもりで、憧れの先輩の話、行方さんの好きな人の話、好きな本のことを話しながら、春生の心に訪れる変化。
どこに住んでいるのかも、自分の話はあまりしない行方さん。だけど最後に実は行方さんが学校で友達のいないこととか打ち明けられて、やっぱりどうしても連絡先聞きたい!と思った春生だけど、行方さんは消えてしまった。

なんだい、なんだい。でも、こういうじれったい淡い恋もいいよね。

一緒に過ごした数時間で、春生はもちろんのこと、学校で嫌な目に遭っている行方さんも春生との出会いで、意地悪女子のご機嫌取ることのくだらなさ、自分の未来、可能性はもっと大きいことに気付けてよかった。

アヒルバスも出てくるし。

そういえば私が山本氏を好きになった最初の作品は、「幸福ロケット」だったな〜と、もしかして幸福シリーズ?あれも小学生の恋のお話だった。

そして、数か月経って、春生の誕生日。奇跡が起こったね〜。




posted by じゃじゃまま at 22:11| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 山本幸久 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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