2013年10月18日

レインツリーの国 有川浩著。

《★★★☆》


今更ながら読みました。
ちょっとずるして、あとがきから読んでしまったので、聴覚障害の女の子との恋愛話だってことを分かった上で、でも、先に知ってしまうと、逆にお涙ものかな、なんて構えてしまったんだけど・・・。
詰めが甘かった。つい、娘の習い事を待つ間マックで読んだら、涙出る出る。

人前なので、風邪気味を装って、鼻をぐすぐすしながら、目に溜まった涙は乾くまで大きく開いて・・・。

昔読んだ本の感想をネットで探すうちに見つけたサイト。
管理人とメールをやり取りするうちに気が合い、なんとか会うところまで漕ぎつけたけど。
会ってみたら、ちょっと間が合わなかったり、メールではポンポン言葉の応酬があったのに、ちょっとテンポずれてたり。
なんだかな〜って最後の最後に、きつい言葉を彼女に投げつけた瞬間、彼女の耳から見えた補聴器。

そこから健常者と聴覚障害者の、互いの主張、分かり合いたいのにどこかすれ違ってしまうやり取りが続く。
健常者の「気にしないで」は、障害者からすれば「自分たちに迷惑がかからない程度なら」の「気にしないで」だと。

どうしても互いの立場からの発言なので、思いやっているようで、押しつけがましかったり、一方的だったり。

ひとみは、障害を持っていなくても、きっと面倒くさい女の子だった、だから障害のせいじゃない。
なんかいいところに落ち着いたな、と思った。
伸が、ひとみのサイトに行きついたのも、一年前でも一年先でも駄目で、今だったから、それが運命だったんだな、と、なんだろう、どこであんなに泣いちゃったんだろう。

ひとみの言葉に、伸と同じように傷ついたりハッとしたり、一緒になって二人の恋愛を体験してた感じ。
今までは補聴器を隠すように髪を長くしていたひとみが、伸のアドバイスで、隠すのではなく、知ってもらうために短く切った、その前向きさがすごく嬉しかった。

ま、ちょっと青春菌には赤面しちゃったけど。そんなこと言う男性、恥ずかしい。



posted by じゃじゃまま at 21:55| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 有川浩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
細かいところはほとんど忘れているのだけれど、このテーマへの有川さんの思いの深さが伝わってくる物語でした。
わたしはお風呂の中で思いっきり泣いた憶えがあります。
Posted by ふらっと at 2013年10月19日 06:22
ふらっとさんへ
すっかり二人の恋愛を一緒に体験していたかのような共感の涙でした。
いやいや、こういうのは外では駄目ですね。
Posted by じゃじゃまま at 2013年10月20日 22:30
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