2013年12月19日

禁断の魔術 ガリレオ8 東野圭吾著。

《★★★》


「透視す(みとおす)」・・・ 天才物理学者の湯川は、草薙に連れて行かれた店で、なんでも透視する女性と会う。もちろんトリックはあるわけだけど、後日その女性が他殺体で発見される。事件の真相もさることながら、女性の継母に対する想いが後から分かるだけに切ない。

「曲球る(まがる)」・・・ プロ野球選手の妻が殺された。車に残された荷物や車の塗装の剥げ具合から、生前の行動が気になった内海と湯川は、妻がホテルに行っていたこと、そしてそれがなんのためだったのか、なんだかこれも切なかった。

「念波る(おくる)」・・・ 姉の異変に気付いた双子の妹。テレパシーなのか。湯川は研究という名目で協力するが、所詮テレパシーなどないということか。
それにしても自分の夫に襲われる、なんて、どうもこの一冊は切なさで統一しているらしい。

「猛射つ(うつ)」・・・ 湯川を慕う母校の後輩。その青年の姉がホテルで病死した。
草薙たちはマンションで殺害されたフリーライターの捜査中、不思議な映像を見つける。それは突然壁に穴が開く映像で、一見事件とはなにも関係ないように思われた。このフリーライターが追っていた政治家の担当記者は青年の姉であった。姉の死に隠された真相があることを知った時、謎の映像の意味を湯川も内海を知ることになる。

できれば青年に復讐をさせてあげたかった。

湯川もさることながら、内海も名探偵だね。なんだかドラマに流されて湯川と肩を並べるくらい内海が出世したようで、正直あんまり面白くない。どうしても柴咲コウだしね。草薙、押され気味。



posted by じゃじゃまま at 22:36| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。