2014年01月13日

ノエル〜a story of stories 道尾秀介著。

《★★》


同級生のいじめや家庭内に抱えた問題から物語を一緒に作っていく少年少女。もうすぐ妹が生まれる少女は、雛段飾りの中に隠れているとき、思わず聞いてしまった病気の祖母への両親の会話に不信感を抱く。最愛の妻を亡くし生きがいを見失ってしまった元教師。

三つの物語がどこか繋がっているチェーン・ストーリー。

正直、私が好きだったのは第一章の「光の箱」ですね。

貧しいことをからかわれ、ずっといじめられていた少年と、その少年をまっすぐに見つめる少女。
二人が共同で物語を作って、互いに必要な存在になって行くのに、なにやら高校の時に起きた事件がきっかけで会わなくなっているらしいと、冒頭で分かる。
なぜなら、童話作家になった圭介が、高校の同窓会に行くところから物語が始まって、「弥生は来るだろうか。あの事件以来・・・」ってなってるから。

読み進めていくと、二人の恋に思わぬ邪魔者がいて、弥生がその恋のライバルになにか悪事を働いて、それがばれて二人は離れて行った、と思わせられる。これが道尾マジックなんだよね〜。
すっかりやられた。
二転三転、転がされた。

しかも途中で出てくる、圭介の方のライバルの名前にもしてやられて。
てっきり、弥生はライバルの男に取られたのかと思うよね。

でもとってもファンタジーなハッピーエンドで、「光の箱」はすごく好き。

それに比べて、続く二編は、ちょっと分かりづらくて、タイトルの通り、ファンタジー色も強いのだけど正直、どうでもいいかな〜と思いながら読んでしまった。
なので★は、第一章のみの数。

posted by じゃじゃまま at 16:17| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 道尾秀介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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