2014年02月09日

ガソリン生活 伊坂幸太郎著。

《★★★》

それぞれの家の車たちが会話してる。
面白いのに、読むのに2週間もかかってしまったのはなぜだろう?
善人の望月良夫と、小学生らしくない弟亨。二人は愛車デミオを運転中、超有名人である荒木翠が突然乗り込んでくる。
追われてるから助けて欲しい、と。その翌日、翠はパパラッチに追われてトンネルで追突事故死してしまう。

こうして望月兄弟は、翠の敵を討つために、パパラッチの玉田に会いに行く。
事件は、翠の事故死から始まり、長女の彼氏江口君が悪事に加担させられそうになり、家族全員が窮地に陥ったところを、隣人の校長先生と玉田に救出される。
小学生の亨の同級生、やさいトリオへの復讐も、小さな出来事も、すべて辻褄があい、忘れそうな小さな事件もちゃんと意味があり、解かれる、その無駄のなさが伊坂氏だよね。
そして最後はハッピーな気持ちになれるハートウォーミングな小説。

様々な事件も、乗っている車同士の会話や、車中の会話でしか私たちは知ることができないんだけど、走行中のいろんな車が情報持っているから、案外情報たくさん持っていて楽しい。
事故死したはずの翠の恋人、丹羽っちが、ちょっと神経質っぽくってやだけど、伊坂氏の小説は、窮地に陥りながらも最後は救いがあるから、好き。

ラストは、あの騒動から数年後なんだけど。長女には二人目の子供がお腹にいて、月日の流れを感じさせる。
売ってしまったデミオが、再び望月家に現れるところなんて、さすが伊坂氏!!!!ってブラボー!って感じ。



posted by じゃじゃまま at 17:55| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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