2014年07月09日

ジンリキシャングリラ 山本幸久著。

《★★★》

幼い頃に母を亡くし、父と二人、父の故郷で暮らす高校生の雄大。
野球部を三日で退部になり、スーパーで先輩の珠井さんにスカウトされ、入ってしまった人力車部。
やる気のない同級生やら、やたらと威張ってる女子、漫画家を目指すクラスメイト、一年生は雄大入れてこの四人。
珠井さんに恋する雄大の、恋あり、友情あり、家族愛ありの青春物語。

それなりに面白かったのに、どのエピソードも中途半端な感じがしたのは残念。

お父さんと、亡き母の実家との確執。雄大は、人力車部の一年生四人で東京旅行のついでに会いに行き、和解してるけど、昔なにがあったのか、父はその誤解を解くことができぬままで終わったし、珠井さんとの恋も、これからってところで終わったのはいいとして。

そうそう、珠井さんとあのOBの人、福満との三角関係?っていうか、珠井さんと福満が怪しいのはなんとなく察していたけど。
だってやたらと珠井さんは福満が来るの喜んでたし、その辺ははっきりとは書かれてなくて、雄大が二人を目撃したのも、本人は見間違いか?って思ってるし、どうだか分からないけど、すっきりしないね〜。

珠井さんと別れたっぽいけど、結局なにがあってどうなったのか、あやふやで、もちろん現実的にはそんなあやふやなことってたくさんあるけど、でも、小説なんだからさ〜、その辺は小説らしくはっきりさせようよ。

中途半端な感じは否めないけど、でも、雄大と祖父母の交流や、雄大の亡き母への想いには泣いちゃったし。
やる気がなくてさぼってばかりと思っていた峰が、実は結構働き者でいい奴だったのもよかった!
威張ってばかりの女子と、伊吹君たちとの友情が芽生えた東京旅行もよかったな〜。

続編でも作るのかと思いたくなるような、未解決てんこもりだけど、どうなんだろ?



posted by じゃじゃまま at 17:23| 神奈川 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 山本幸久 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
人力車部、っていうところからもう興味津々でした。
続編、あってもいいですね。
いろいろ知りたいことが明らかになってスッキリするかも。
Posted by ふらっと at 2014年07月09日 19:27
ふらっとさんへ
遅くなってすみません。
まだまだ途中のこともありますしね・・・。
人力車、絶対夏嫌ですよ〜。
Posted by じゃじゃまま at 2014年07月21日 16:11
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