2014年08月03日

ワンナイト 大島真寿美著。

《★★★☆》

大島ワールドの平均年齢が、やっぱり上がっている。
前は学生だったのが、最近では大人、30〜40代の女性になっている。
ま、いいか。

ステーキハウスを経営する佐藤夫妻が、結婚したい常連客たちの願いを叶えるべく、ついでにまるで女を捨てている夫の妹、歩にもなんとか縁づいて欲しいと、真剣な合コンを企画する。
そこに集まった男女6人の、それぞれの連作集。

面白かった。
売れない小説を書き、好きな時間に起きて寝て、自堕落的な生活をしていた歩にも、実は出会いがあった。
戸倉というプログラマー。
この戸倉と共に、この合コンに社長の命令で出ることになっていた平泉は、実はゲイで、合コン当日逃げ出した。
そして、ずっと戸倉に恋をしていた。

一番結婚願望の強かった宮本さなえは、米山と言う、平泉のピンチヒッターに狙いを定め、本性を隠し、近づいていたが、一向に距離が縮まらず、焦っていた。
クリスマスイブにも米山に連絡が取れず、仕方なしに誘った、もう一人の参加者、小野に声をかけると、その日、小野から結婚を前提に交際を申し込まれる。

そして、二人はめでたくゴールイン。

さなえから逃げていた米山は、実は既婚者で、さなえに手を出してはいけないと念じつつ、大阪へ単身赴任している妻との距離に疑問を持ち始めていた。
とうとう、妻と離婚することになり、身軽になってさなえに連絡をしようとしたら、電話番号が変わっていた。

ステーキハウスの佐藤夫妻にそもそも合コンの話を持って行った瀬莉は、結局みんなのキューピットになっただけだけど、前の夫との再会により、踏ん切りがついたし、米山と元妻の玲子も、決着がついて、全部丸く収まったね。

歩と戸倉と、平泉のトリプルな組み合わせや、平泉の恋人、片野との共同生活など、どうも歩だけは好きになれなったけど、まあ、それを言ったらさなえもどうかなって感じだったので、結局、普通の人は瀬莉と玲子と、佐藤夫妻だけか。

歩の悪趣味なとこが嫌いかな。
大島氏も、以前はきらきら透き通った感性だった気がするけど・・・。


posted by じゃじゃまま at 14:58| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大島真寿美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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