2014年12月20日

ビタースイートワルツ 小路幸也著。

《★★★★》

2000年、北千住の“弓島珈琲”。店主の私(弓島大)を過去の事件から救ってくれた恩人で、常連客でもある三栖警部が失踪。三栖さんからとおぼしきメールには“ダイへ”とだけ。私と常連の純也は、早速探索に乗り出す。一方、私が過去に巻き込まれた事件に関わることになったあゆみは、女子大生となり、“弓島珈琲”へ出入りする。そのあゆみが、親友と連絡が取れないというのだが…。 (「BOOK」データベースより)

このシリーズ久しぶり。細かいことはほとんど忘れてるけど、ああ、そんなこともあったなぁとか、ああ、そうだったそうだった、と、多分前作よりも私は好感触。
基本、悪い人がいないんだ。

大さんのことを慕うあゆみちゃんの親友と、三栖警部失踪事件がひとつになって、悪意からの事件かと心配したけど、結局それぞれを想う気持ちが発端となって、下地に流れるものは温かい。
大さんの恋人が死ぬきっかけを作った人物も、すっかりいい人になっていて、これも本人の意思でいい人になってるんだけど、なかなかこんな風に自分の意思だけで更生できる人ってのもいないんじゃないか。

そして周囲にいる人たちも、それを見守って、基本、いい人たちばかり。

今、小路氏の次の作品を読んでるんだけど、きっとこれも下地に流れるものは優しいんだろうな〜と思いながら、先を楽しみに進めている。

なんだかミートソースが食べたくなる小説だった。



posted by じゃじゃまま at 11:14| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小路幸也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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