2015年01月12日

黒い羽 誉田哲也著。

《★★★》

右肩にある瑕に、君島典子は幼い頃から苦しんできた。激しい痒みと痛み。どんな治療もほとんど効果がなかった。病院を転々とした末に辿り着いた遺伝子治療という選択。典子は主治医らとともに、人里離れた山奥にある研究施設へと向かう。ところが、そこには何体もの惨殺死体が転がっていた!ここには凄まじく危険なナニカがいる…。衝撃のサスペンス・ホラー。  (「BOOK」データベースより)

こういうの好きなんだよね〜、映像で観たら最高に好きなジャンル。
痣に苦しんできた主人公が、ちょっと好意を持ってる医師と他の患者と共に山奥の研究所に向かう。
途中、車が事故に遭ってそこで6人いたうちの二人が死亡する。

残ったのは内心好意を持ってる医師と、憎まれ口ばかり利く嫌な男と、年下の女の子。
その医師は気を失ったままだし、残った男は嫌な奴でちっとも協力的ではないし、でもなんとかここから離れないと夜になったら気温は下がって危険だし・・・助けを呼ばないと、って医師を担いで研究施設に向かうと誰もいない。
それどころか、そこかしこに死体が転がっている。腹をえぐられて・・・。

最初は熊かと思ったけど、そうではなく、なにか人為的なモノを感じた主人公。

で、正体不明なものに怯えながらも連絡を取ろうと施設内をうろうろするんだけど、こういうところが映像にもってこいの緊張度アップのシーンなんだよね。

でも読み終えてみると、緊張感はまったくなかった。

なぜならば、正体不明なモノとの見えない攻防戦があまりなくて、あるのは施設内うろうろして死体を発見して、主人公の別れた姉のカルテを見つけて、もしかして化け物の正体は姉かも、ってちょっとだけゾクゾクしたけど、結構あっさりと終わったし。

どこに盛り上がりをつけるかでだいぶ面白味も変わってきたと思うんだけど、素材はワクワクしそうだったのに、出来上がった料理は無難なものでした、って感じかな。

痣の正体も分からないままだし、ゴキブリを想像するとゾッとするけどね。

posted by じゃじゃまま at 11:44| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 誉田哲也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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