2015年01月12日

首折り男のための協奏曲 伊坂幸太郎著。

《★★★》

首折り男は首を折り、黒澤は物を盗み、小説家は物語を紡ぎ、あなたはこの本を貪り読む。胸元えぐる豪速球から消える魔球まで、出し惜しみなく投じられた「ネタ」の数々! 「首折り男」に驚嘆し、「恋」に惑って「怪談」に震え「合コン」では泣き笑い。黒澤を「悪意」が襲い、「クワガタ」は覗き見され、父は子のため「復讐者」になる。技巧と趣向が奇跡的に融合した七つの物語を収める、贅沢すぎる連作集。 (あらすじ紹介)

他のレビュー見ると、最後に繋がってすっきり!とかバラバラのパズルが一つになった!とか書いてあったんだけど、なんだか置いてけぼり。

え?パズル一つになった??
繋がったの???
っていうか、首折り男が借金取りの事務所で死んでたのはなんで?誰が、どうやって殺したの?
ところどころに死んだ話が出てくるけど、あれは首折り男が全部成敗してくれてたの?
そういうところをすっと納得して楽しめればいいんだけど、いちいち止まっては分かってない自分を気に病む。一応気に病んだりはするけど、引きずらない。

外科医とか浮気ばかりしてる男、トランクから見つかった遺体とか、ちょこちょこと話しが出てきた人たち、もしや繋がってるのか?と。
できればあの番組プロデューサーだっけ?久喜山だっけ?あいつもどうにかなって欲しかったけど。

伊坂ワールドは不条理な設定が多くて、それを受け入れる柔軟さがないと苦しめられる。
私は苦しむほどまでには真剣に捉えないことを学んだので、分からないときは分からないまま終わらせる。
ただ、見かけは大きいけどいじめられ気質の大男は、偶然にも首折り男によって解放されたし、子供を轢き殺された男の罪をこれまた首折り男が救ってくれたし。

時空のねじれも、いいでしょういいでしょう、そういうのもありですよ。

個々に楽しめたので、それはそれで面白かった。

posted by じゃじゃまま at 12:05| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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