2015年03月23日

荒神 宮部みゆき著。

《★★★★☆》

北に位置する二つの藩。山神様のいる大平良山を挟み、主藩と支藩に分かれた永津野藩と香山藩には過去からの因縁がある。
香山藩、瓜生家の側室の子が病に倒れた。そんな時に二つの藩を襲った怪物。
民を食い、村は壊滅状態に。が、民を助けるどころではない藩に、香山藩からは小姓、小日向直弥。永津野藩では、藩を牛耳る弾正の妹、朱音が、村の人々と立ち上がる。

怪物に立ち向う時、二つの藩の因縁と、朱音と弾正の過去、香山藩にはびこる病の原因、すべてが一つに繋がっていく。
さすが宮部氏。どこにも誰にも無駄がない。
怪しげな絵師も、永津野に流れ着いたという弾正も、妹朱音も、そしていがみ合う二つの藩も、すべてラストへ向けて繋がってまとまって、もう本当にさすがと言うしかない。

宮部氏の時代物は、常に人の情から来る物語で、いつも物悲しくなるんだけど、やっぱりね、だった。
でも、仕方ない、この寂しさの余韻が宮部氏の時代物なので。

でも、側室の子の死因は?暗殺者は?寺から盗まれた絵馬は?榊田宗栄の身元は?伊吉の正体は?
やじの言ってた通りだったのかな。気になるけどね〜。


posted by じゃじゃまま at 16:58| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮部みゆき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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