2015年06月02日

雨の狩人 大沢在昌著。

《★★★》

いつの間にか新宿署といえば鮫島じゃなくて、佐江になってしまった。
どこかで鮫が出てきたらいいな〜と思っていたけど、そんなサービスはなかったか。

一匹狼の刑事、佐江と本庁刑事のコンビがクラブで起きた不動産会社社長の射殺事件を発端に、その底にある日本最大の暴力団幹部、延井の陰謀と野望を暴いていく。
大沢氏は登場人物に愛着が沸くとどんどんキャラが変わって来るような気がする。

つまはじき者だった佐江が、実は上も認める有能な刑事で、実は信頼されてる、とか。そういうくだりがしつこいような気もしたけど、中年太りの冴えないおっさんってイメージだったのに、タイの殺し屋の女の子にほのかな気持ちを抱くところなんて、イメージが鮫島になりそうで、いやいや、冴えないおっさんなんだよなってイメージを打ち消したりして。

今回もかなりややこしい裏社会の相関図ありの、実はなんだか分からないところもあったけど、そこで止まっても仕方ないので、裏社会と刑事の闘いをとにかく読みました。
絶対に延井の放った殺し屋からは逃げられないはずなのに、佐江は助かるんだよね〜。
家の中でウトウトしてたら、殺し屋が目の前にいた、なんて絶体絶命なのに、謎の人物が佐江を救う。
ま〜、うまくいくもんだ。

冒頭の少女と、行方不明の父親と、佐江たちが追ってる事件と、本当によく繋がったもんだ。
このラストは、狩人シリーズ終わりなの?刑事じゃなくてもなんとかやっていけるか。

posted by じゃじゃまま at 19:36| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 大沢在昌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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