2015年06月02日

ナオミとカナコ 奥田英朗著。

《★★★★》

葵百貨店の外商部で働く小田直美は、大学時代からの親友加奈子が夫からのDVを受けていることを知り、彼女を救うために、夫を排除することを決意する。
それまでは中国人に商品を万引きされて、その対応に追われる様子が描かれるけど、そこで中国人の李社長に気に入られて、チャイナタウンで信頼を得たり、加奈子の夫にそっくりな林を見つけたりと、まさか加奈子の夫の殺害に進んでいくとは思ってなかった。

徐々に計画が進んできて、ま〜、二人の立てる計画っていうのが、素人の私が聞いてても、絶対に危ないな〜って思うことばかり。
二人で話してて、そこに気がつかないのかな〜って、ほとんど呆れてたけど、これがうまくいくのかな?なんて期待も持ったりして。
どう考えても直美と加奈子は犯罪者なんだけど、被害者である夫や夫の家族が嫌な感じで書かれてるから、俄然二人を応援したくなるんだよね。

まず、マンションの防犯カメラってまず一番先に警戒すると思うんだよね。
以前、実際の事件でもあったけど、帰宅する姿が映ってるのに、出ていく姿が映ってなきゃおかしいでしょ。
家出人で届けても、夫の身内が騒いだら、まず一番最初に防犯カメラを見たがると思うんだよね。だからそこは一番警戒しなきゃいけないし、そもそも夫を殺して、その夫の車で出かけたらさ、今いろんなニュースや小説でもNシステムが出てくるから、足がつくよね。
加奈子なんて、最初顧客から騙したお金を下ろすのに自分が行こうとしてて、ね〜ね〜、カメラチェックされたらアウトだって!!って本当に呆れた。

呆れちゃうくらいずさんな計画なのに、二人を応援したくなるよね。
特に義妹の陽子、兄と同じ目に遭えばいいのにとさえ思ったよ。
李社長に頼ったら、どうにかならないかな。その後の二人が知りたい。

posted by じゃじゃまま at 19:50| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 奥田英朗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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