2015年06月16日

神様の裏の顔 藤崎翔著。

《★★★》

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)

通夜に参列する一人一人が、坪井誠造を思い返していく。
そこで思い返されるそれぞれのエピソードのかけらを拾い集めつなぎ合わせていくと、とんでもない事実が浮上する。
元教え子の自殺、同僚教師の息子の事故、隣人の徘徊老人の転落死、ストーカー行為、疑惑を確信に変えさせるような証拠や証言。
坪井を恩師と仰ぎ、心から尊敬していた元生徒が、一度疑い出したら、恩師を犯人に仕立て上げようとする豹変ぶりに嫌悪を抱きながらも面白かった。
疑惑が浮上した途端、呼び捨てだもんね。

でも、徐々に疑惑がただの偶然になってきて、私はそこで終わりでもよかったと思うんだ。
もしくは逆に、やっぱり先生は裏の顔があった、ってことでも。

娘の二重人格のせいにしてしまうのは、せっかく面白かったのに、もったいない。
なんとしても犯罪にしたかったんだろうか、だったら先生が犯人でもよかった。娘にはもう一人の人格がいて・・・っていうのは残念なオチだった。

posted by じゃじゃまま at 12:47| 神奈川 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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