2007年07月08日

ぬるい眠り 江國香織著。

江國ワールドですね、私の苦手なタイプの方の。
こういう掴みどころのない人間たちの話って、江國氏にとっては居心地がよくて、格好いい生き方なのかもしれないけど、身近にこんなタイプの人間たちがいたら、傍迷惑。
9編のうち、「ラブ・ミー・テンダー」の年老いた父親が、年老いた母親にしてあげてる他人から見たら馬鹿げた行為。母親もそれを分かってて騙された振りをしてるのか、それとも本当に信じ切ってしまってるのか、それともこれは老夫婦のお遊びなのか、私はお遊びだと思ってしまった。

「放物線」もわりと許される好きな作品。学生時代の友人が年に数回集まって、同じ空気を共有してた者同士だけが感じ合う続きの時間が、妙に心地よい。どうして学生時代の仲間同士が集まると、一気に時間が戻ってしまうんだろう。でも「放物線」の3人は決して思い出話はしないんだよね。おいしそうな中華料理がよかったね。

あとは許せる範囲の話もあったけど、でも人間的にはどれも好きになれなかった。性にだらしなくてもいやらしく感じないし、それが正しい生き方というか、気持ちいい生き方に見えちゃうけど、絶対錯覚。

「間宮兄弟」みたいなのがまた読みたい。


posted by じゃじゃまま at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 江國香織 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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